今日の一冊: 病気が治る人の予祝思考!前祝の健康術 | サラリーマンの趣味ブログ

サラリーマンの趣味ブログ

今は3児の父のサラリーマン。
趣味は読書、プロ野球(ライオンズファン)、お酒、楽器演奏、ラーメン、男飯etc…

出張の多い仕事なので、実際に行った全国のお店や観光地なんかを紹介してます!

今日は、一冊の本を紹介する「今日の一冊」シリーズです本
 
今日、紹介する一冊はこちら下差し
 
『病気が治る人の予祝思考!前祝の健康術』
ひすいこたろう・三浦直樹著
 
この本は、ものの見方を研究し、数々のベストセラー作品を世の中に出しているひすいこたろうさんと、以前から予祝思考を取り入れていた医師の三浦直樹さんの共著です。
 
そもそも予祝とは?
と思う方もいるでしょう。
詳しくは、ひすいこたろうさんの「前祝いの法則」を読んでもらいたいのですが、読んで字のごとく、「予め祝う」ことですキラキラ
 
日本には古来、「前祝い」「予祝」の風習があるのだそうです。
 
例えば、「お花見」ですガーベラ
お花見とは、秋の豊作を先に祝う行事だったのだそうです。
これは、人間の脳にはイメージした事を実現させようとする特性がある事を利用したものなのです。
今では脳科学という分野で科学的に証明されていることですが、当然ですが、昔はそんな科学的な検証は出来ません。
ですが、経験から前祝いをすると上手くいく事が多いというのは分かっていたのでしょう。
 
お花見に限らず、お祭りとか神事って、前祝いの要素を含んでいるものが多いと思うんですよね。
今でも、日本国内各地には、昔から続くお祭りや神事がたくさんあります。
中には、そのお祭りや神事の為に1年間準備を進めているようなものもあります。
1年間準備をするという事は、お祭りや神事が終わった翌日から次への準備が始まるという事です。
 
これ、ただのお祝いだとしたら、祝えない時には開催されないはずですよね。
収穫祭も、豊作だったらお祝いするけど、不作だったらお祝いなんて出来ませんよね。
結果に関わらず、定期的に開催するという事は、大切なのは結果ではなく先に祝ってしまう事なんです。
不作でも収穫祭をするという事は、少なくても感謝するという心と、翌年の豊作を願うという両方の意味があるのだと思います。
 
そんな文化の中で過ごしてきた日本人は、「予祝思考」が根付いているはずだと思います。
 
そんな予祝を病院で取り入れるとはどういうことか?
先に、病気が治ったことをお祝いするのでしょうか??
 
これ、「予祝」と言い切っているのではなく、「予祝思考」と表現している事に深い意味があります!
と、個人的に感じています。
 
「予祝」というと、予め祝う訳ですから、今とは違う状態になることを先に祝う事になります。
けど、病気の場合は少し違います。
 
著者の三浦先生は、病気の患者さんに、このような質問をするそうです。
 
「あなたは、そうして、その病気を治したいのですか?」
「残りの人生は[病気を治すための人生]ですか?それとも[幸せになるための人生]ですか?」
 
と。
 
そう、病気を治しても幸せになれない人もいます。
逆に、病気でも幸せな人もいます。
 
 
あなたはどちらが良いですか?
 
・病気じゃないけど幸せではない人生
・病気だけど幸せな人生
 
 
まずは「病気=悪」というイメージから変えるところから始まります。
だから、病気が治ったことを祝う「予祝」ではなく、病気の有無に関わらず幸せを感じられる「思考」が重要なのです。
なので、この本では「予祝思考」と表現されているのですね。
 
 
個人的には、凄く心が暖かくなって前向きになれる一冊でした本
タイトルだけ見ると、病気がない人には関係なさそうに聞こえてしまうかもしれませんが、病気の有無にかかわらず学びがある本だと思います。
むしろ、病気なんて、誰だってかかる可能性がある訳なので、大きな病気になる前にこそ知っておきたい思考法です!