図書館戦争
先月末から公開された実写版、行ってきました。
ゴールデンウィークは明けていても、週末の映画館は混んでいて、人気作ということもあってか、9割方の席が埋まっていました。
有川浩原作の小説『図書館戦争』はアニメになり、その完結編が映画化されていて、それを含めれば、映画化2作目となります。
そのアニメ劇場版も観ていましたが、感想を書く気にならないほど、僕にとっては残念な出来だったため、自分の抱くキャラクターのイメージとはそぐわないキャスティングの今回の実写版も、最初からかなり「構えて」観ることになりました。
結果は、それほど気にするものではありませんでした。
もともと身長差のほとんどない岡田&榮倉コンビ。
笠原と比べて背がかなり低いはずの堂上との身長差を出すため、ちょこまか「編集」が施されていたのが、途中途中で放置されたところがあったり、コンパクトにストーリーをまとめたせいで、その他のキャラがまったく活かされていなかったり、細かい部分での不平不満はあるけれど、それを押しても、けっこう楽しめる映画でした。
自衛隊が撮影に協力したこともあって、戦闘シーンなども、観ていてドン引きするくらいの迫力もありました。(^_^;)
映画化に当たり、原作では総司令の稲嶺が「日野の悪夢」と呼ばれる事件で物故していた図書館長ということになっていて日野図書館唯一の生き残りである仁科という人物が司令として登場します。
原作にはない、オリジナルキャラクターですが、その造形は原作の稲嶺と一緒です。
演じていたのは、石坂浩二さん。
なぜこのような変更があったかというと、もともと原作の有川氏は、稲嶺を故・児玉清さんをイメージして書いていたそうで、対談などをきっかけに親交のあった彼を、この役で映画に出演させたいという作者の願いが通ったようです。
結果、遺影での出演という形となりましたが、エンドクレジットでは最初の方に、「特別出演」などという断りも一切なく、普通に「児玉清」と表記していました。
ストーリーは、この1作で最後まで進めてしまうのではなく、情報資料館の激闘と、それにともなう仁科司令誘拐事件までで幕を下ろし、笠原がもしかして堂上があこがれの王子様なの?という疑問を抱くところで終わっています。
興行成績によっては、続編もあるかもしれません。(僕はここでやめておいた方がいいと思いますが)
唯一残念だったのは、堂上と笠原のファーストコンタクトの場面を、きちんと再現しなかったことでしょう。
検閲で没収されそうになった本を取り戻し、買ってこいと取り上げられた本を笠原に差し出した時の堂上のとあるセリフがとても印象に残っていて、気に入っていたのに、それがなかったのがなぜなのか、今もってわかりません。
それにしても、原作者自身も文庫版の後書きで気にしているように、だんだんだんだん、現実の世の中もこのフィクションの世界のように、おかしな方向に動き始めちゃいましたね。
アベノミクスなんてまやかしに浮かれていると、そのうち大きなしっぺ返しを食らうことになるかもしれません。
その時になって気づいても、もう遅いんですがね。
チームしゃちほこ ワールドプレミアムジャパンツアー 見切り発車は蜜の味 in ZeppTokyo
チームしゃちほこ、ゴールデンウィークライブに行ってきました。
Zeppでのライブは、1日のTokyoを含めて、3日の名古屋、5日の大阪と、3回あります。
その初日は、なんとライブという名の公開リハーサル!?
…の、設定で行われました。(^_^;)
数曲歌うごとに店長は出てくるわ、イントロだけ流して、よし、これから歌うぞ~、というところで止めちゃったり、6月発売の新曲「首都移転計画」は「歌ったこと」にして次の曲にトークを含めたリハは進むわ、3曲目でアンコールになったりと、最初のうちは肩透かしばかりでなかなか盛り上がれなかった約2000人のファンたち。
中盤からは連続唱歌で通常のライブと同じ雰囲気にはなったけれど、終始一貫して、「遊び心」いっぱいのステージでした。
途中、本当に予定外のトラブルも発生したりして、時間つなぎの店長の即興コント(?)も見られたし、僕はこれはこれで楽しみましたが、最初か最後まで一貫して騒ぎたい連中には、やや不評だったようです。
ライブ中、今日はリハーサルだからと、頻繁に出てくる「Zepp Nagoyaが本番」という言葉。
では、5日の大阪は何なんでしょう?
ずーっとそれが気になってしまいました。(笑)
それにしても、今回もみんなよく泣いてましたね~。
名古屋ではまた泣いたらビンタのルールが発表されたから、何人が当日叩かれることになるのか楽しみです。(僕は仕事で行かれないけど・泣)
彼女たちのステージは、観るたびにそのレベルが上がって行くのが手に取るように分かるから、毎回新しい驚きに目を瞠らせられています。
ダンスの横並びはまだまだと振り付けの先生には言われていたけど、それもそう遠くない未来に完成されることでしょう。
ファンの数もどんどん増えているし、今後がますます楽しみです。
『小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~』 講談社キャラクター文庫
小説版平成ライダーシーズの最新作です。
執筆したのは、 鐘弘亜樹氏。
…誰?
はい、まったくわかりません。
今回は作家のプロフィール自体、載せられていません。
おそらく、関係スタッフやライターの別名でしょう。(または複数の合作)
監修は、今回同時発売だったはずの『小説仮面ライダー龍騎』の原稿を落とした、井上敏樹氏。(6月末くらいに延期ですって?苦笑)
『仮面ライダーディケイド』は、それまでの仮面ライターのパラレル世界を巡るお話で、後の「戦隊シリーズ海賊版」とは違い、ほとんどオリジナルキャストの出ない作品だったため、いろんな批判を浴びましたが、過去のライダー関連商品を高騰させる原因にもなった、いろいろと迷惑な「通りすがりの仮面ライダー」でした。
主人公・門矢士に限らず、海東大樹や、謎の男鳴滝の正体自体あやふやで、なぜ光寫眞館がパラレル世界の入口になっていたのかとか、よくわからないまま物語は終わっています。
その小説版は、それらの謎についてひとつの決着をつけている、テレビや映画とはまったく別のお話です。
これによって、門矢士がどういう人間だったのか、海東大樹が何者か、鳴滝の正体、そして彼がよく口にする、「ディケイドは世界の破壊者」の理由も、筋の通った説明がされています。
物語は、自分が今住んでいる世界に馴染めず、カメラのファインダーの中に自分の居場所を求めていた門矢が、ふとした偶然から、似て非なる別世界に入ることのできる、古びた写真館を見つけるところから始まります。
テレビでは、9つのライダー世界に、スーパー戦隊の世界なども巡ったりしてしまいましたが、こちらではそのようなことはなく、本格的にストーリーが始まった時点で、6つの世界を巡り終わっており、小説上での最初のストーリーが7番目の電王、次がクウガ、そして最後はカブトの世界となっています。
テレビのような「いろんな制約」がないため、小説上での各ライダーは、それなりにオリジナルに近い設定のキャラクターとして登場します。
電王の野上良太郎は青年のままだし(イマジン4人組以外のキャラクターは未登場)、クウガの五代雄介も、演じていた方のイメージをあえて排するように、口のきき方や性格はかなりぞんざいなものに変えられていましたが、まあまあ、オリジナルっぽく作ってあります。
中でも天道総司のカブトの世界が、もっともその世界観やストーリー展開など、オリジナルのそれに近く、もしかしたらこの作家は、その製作にかかわっていた方なのかもしれません。(小説仮面ライダーカブトよりも、カブトしていました・苦笑)
こうして残りの世界を巡るうち、仮面ライダーディエンドこと、海東の生い立ちから、鳴滝の目的、そして、テレビではまったくそんなことに触れられていなかった、光夏海の秘密まで明かされて、物語はきちんと幕を下ろします。
読了後、妙に余韻の残る小説でした。
途中、海東登場のくだりでは、ストーリーの展開やら、文章の書き方などにかなり不味い部分があって、そこで語られていた推理小説云々ではないけれど、本当に本を閉じたくなってしまったりもしましたが…。(^_^;)
まあ、何はともあれ、これは読んでも損はしない作品だと思います。
途中変にグロい描写があるのは、やっぱり井上敏樹監修の影響ですかね?(笑)
人間と異形の者同士の心の触れ合いとか、ラストシーンがかなりきれいに描かれていたりするのも、ね…。
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『宇宙戦艦ヤマト2199 第五章 望郷の銀河間空間』
第15話~第18話までを編集した「第五章」が、先週末から上映されています。
ここ数話は戦いらしい戦いがなかったことから、今回はドメル将軍率いる艦隊とのそれが最大の見どころです。
旧作では一時撤退してしまうドメルですが、今回はこれ1回で決着をつけるのかな…?
という期待は外れ、やはりあと少しでヤマト撃滅というところで、艦隊を引き上げることになってしまうのは、そこまでの展開が凄まじいだけに、思い切り肩透かしを食らいました。(よくよく思い返してみると、「ヤマト2」のデスラー戦でも、同じことやってましたね…・苦笑)
それにしても、その後のバラン星での戦闘といい、「沖田戦法」と呼ばれる「虎穴に入らずんば虎子を得ず」みたいな中央強行突破って、無茶苦茶もいいところ。
ドメル戦は完敗していたのが、偶然に助けられ、バラン星ではいちおうの策を考えてあっても、1万を超える艦隊相手に、目的の位置までたどり着くまではノープランの破れかぶれ。(ガミラス側に攻撃を躊躇させる説明は付けさせているけれど)
これで今まで生き伸びてこられたのが不思議です。
さてこの第五章では、森雪の出自と記憶喪失に関することと、イスカンダルからの使者が現在どこにいるのかについての謎の解答が得られます。
また、真田と古代守との関係なども詳細に描かれていて、「さらば」や「ヤマト2」での某所でのやり取りを彷彿とさせる展開があり、まさかここで真田退場!?と冷や冷やさせる一場面も。
さらに、旧作では企画段階では存在したものの、放送期間短縮によりカットされたという、ヤマト乗組員による反乱も描かれます。
その伏線はこれまであちこちで撒かれていましたが、いざ始まってみると、実に呆気ない。
そして、その終息もびっくりするほど呆気ない。
「機動戦士ガンダムUC」での、ネェルアーガマ占拠の話が、アニメ版では非常に簡略化されて描かれてしまったのと同様、こちらも何だこれは?という単純さで、わざわざ用意しなくても良かったのではないかと思えるほどでした。
首謀者たちは拘束されたけど、その他の共犯乗組員たちの処分をどうしたかについては一切触れられないままでした。
そして、今作は驚くほど、キャラクターの作画に乱れが多かったのも特徴です。
それを受けてか、パンフレットに使用される本編のシーンも、艦隊戦の様子は多くても、キャラクターで使用された数はずいぶん少ない気がしました。
第一章を見た時、間の悪い演出、安っぽいCG、変なキャラクターデザインその他、そのあまりの出来の悪さに泣き、これはないだろう、と自分の中で駄作のレッテルを貼ってしまったのが、二章・三章と続くうちにどんどん良くなっていたのに、ここに来て中だるみでも起こしてしまったのでしょうか、急にいろんな面でレベルが落ちました。
たいした時間ではないけれど、艦隊戦の作画に全力を傾注し過ぎた結果かもしれません。
この先はどんどん戦闘が激しくなりますから、それに比例するようにキャラクターの作画がさらに乱れないことを祈るばかりです。
ももいろクローバーZ 春の一大事 2013 西武ドーム大会~星を継ぐもも vol.1
ももいろクローバーZ。
早見あかりちゃんが抜け、ユニット名に「Z」が付いてから初めて、ソロコンサートに行ってきました。
今では観客動員数か半端じゃないし、チケット入手も困難を極めるし、もともとの推しがいなければ…
という大きな理由もあって、これまで避けていたのですが、ももクロ結成当初からのモノノフの知り合いから、本番数日前に仲間内で1人欠員が出てしまったから、よかったら一緒に行かないか?という有り難いお誘いを受け、急きょ参戦してきました。
野球にまったく興味のない僕は、西武ドームに行くのも初めてなら、そこがどういう構造になっているのかも、訪れてみて初めて知りました。
あそこって、ただドーム状の屋根をつけただけの、オープン球場だったんですね。
収容人数が3万人以上ということもあって、最寄りの西武球場前駅の改札外は、人、人、人の波…。
物販スペースに移動するだけでも一苦労でした。
そして、そのスペースにもまた、黒山の人だかり。
特設テントに到達するまで、3時間待ちとか、普通だったようです。
僕も約2時間近く並びましたか。
ようやくこの看板が見えた時には、心底ホッとしました。
ただでさえ観客動員数の多いイベントなので、チケットない人まで物販に並べるというこれまでのやり方は、もうやめてほしいですね。
生写真は早々に売り切れていたため、とりあえずその他のお目当てを購入し、開場まで周囲を冷やかして時間つぶし。
初夏の陽気でとても暑く、これでドーム入ったらどうなるんだろうというのは杞憂に終わり、吹き抜けの施設はちょうどいい具合でした。
…この時までは。
ちなみに、僕がいたスペースはスタンド席のネット裏で、もしこれが野球を見るとしたら一番いい場所でも、外野側にステージを作られているコンサートの仕様では、真っ正面の最後尾となり、ステージ上の人は豆粒みたいなものでした。(苦笑)
あの巨大スクリーンがなければ、誰が誰やら、判然としませんでしたよ。
ステージは、左右に長くスペースを取るだけでなく、正面をこちら側に突き抜けるように花道もどきが作られていて、その中心と、こっち側に円形ステージが作られているから、いずれはここにまでやって来て、歌ってくれるのだろうと、思っていました。
だから、本人たちの顔は、そこまで来てくれるまでは、スクリーン見るだけで我慢しておきましょうと。
…で、ほぼ定刻の17時にコンサートはスタートしました。
長いプロローグ映像と音楽に載せ、ゴンドラに乗った5人が登場。
全員が全身ギンギラギンに包まれた衣装で、フルフェイスのマスクをかぶっているから、素顔すらわかりません。
今回のニューアルバムジャケットの衣装が、かなり奇をてらったものだから、それを意識していたのでしょう。
やがて彼女たちの姿がスクリーンの裏に消え、その下から現れると、上半分がカラー分けされた衣装に早変わり(シルバーのマントを脱いだ)しており、マスクも取って、素顔になっていました。
3万人の観客は、まだ歌が始まらないこの時点で、すでにヒートアップ。
アルバムの最初の曲でもある「Neo STARGATE」から、怒涛の勢いでライブが始まりました。
最初は高い位置のステージから、下に降り、ランウェイを走ったり、クレーンに乗ってアリーナのモノノフの上を旋回したり、鉄塔みたいなのに乗ったり、円形ステージが回ったり、それがいきなりせり上がったり、土日のみドーム内に特別運行された西武鉄道の電車(もちろん冗談の設定ですよ・笑)でアリーナ周辺を巡ったりと、とてつもなく広いスペースをフルに活用して、エネルギッシュなパフォーマンスを見せてくれました。
細々と秋葉原の店舗でイベントしていた頃とは比べようもない彼女たちの進化ぶりに、感心しました。
エビ中のよみうりEASTライブのところでも書いたように、基本僕はただステージを見るだけで、何もしないタイプです。
今回も、最初はその予定でした。
けれど、ライブが進み、日没を迎える頃になると、昼間の暑さが嘘のように気温が急激に落ち始めました。
てっきり完全屋内球場だろうと思い、薄着だった僕は、とたんに体温を奪われて、やがてじっと見ているどころではなくなりました。
で、けっきょく誘ってくれた知り合いにペンライトを借り、そこからは自らの体温を上げるためだけに、ひたすら腕を振り、昔の記憶をたどりながら身体を動かし、コールしていました。
それでも、ようやく身体が温まってきたな~、というあたりで、メンバー着替えのため、スクリーンに「ももクロちゃん」の未公開映像(?)だかを流す小休憩が挟まると、またすぐに寒くなってガタガタ震えることになります。
ちなみに、途中スマホで現地気温をチェックしてみたら、なんと10℃でした。(゚_゚i)
アリーナはともかく、スタンドは吹き下ろしの風が強いから、余計体感温度が下がってしまうんですね。
観客もその間は、続々トイレに走っていたので、やっぱり寒かったんでしょう。
ライブ終盤の頃には、みんな厚着になっていました。
そんな寒さに耐える苦労は、ある出来事でちょっとだけ報われました。
「本当にみんなのところを回ったのか~?」
という前ふりから、まさかね…
と思っていたそのまさかが本当になって、スタンド席の通路を自転車で有安杏果chが疾走(?)。
自転車降りてもまた自分の足で走り、西武鉄道もどきに乗った他のメンバーも、途中から普通に走って、あろうことか、僕の横の広い階段をそのまま全員で降りて行くことになって…
彼女たちを間近で見られるのは嬉しいけれども、一緒にくっついて回っているカメラに写り込むのだけは勘弁してもらいたく、とっさに顔を背けたり、下を向けたりしようと思う間もなく、彼女たちは通り過ぎて行きました。
その時はスクリーン見てないけど、確実に映っていたことでしょう。
期せずして、また僕の伝説が増えました。(^o^;)
初日のゲストは、mihimaru GTさんと、南こうせつさんでした。
mihimaru GTさんの「ツヨクツヨク」を自分たちの歌みたいに歌っているのを、平謝りするももクロに、今はネットで検索すると自分たちよりもももクロでヒットすることが増えた、と冗談めかして言っていたのは、半ば絵空事でもなく、実際に彼女たちの歌だと勘違いしている人もいるようです。
でもやっぱり本家は本家でした。
一緒に歌うと、その力量の差ははっきり出ています。
バックミュージックがうるさくても、ちゃんと何を歌っているのか、歌詞がはっきり聴き取れるようにするのは、歌手として基本中の基本でも、なかなかそれができない人がたくさんいるので…。
だからこそ、ライブビデオなどが発売される際、現場では生歌なのに、レコーディングしてあるそれをかぶせたり、一部を入れ替えたり、ひどい場合は完全に差し替えたりする、ライブ感のかけらもない商品がたくさん出るんですよね…。
たとえ音程外そうが、歌詞間違えようが、ライブならではのことだから、それも含めてこちらは楽しんでいるのに、メーカー側の意味のわからない論理で改ざんされるのは、不愉快です。
それはさておき。
南こうせつさんは、名曲「神田川」と「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌いました。
というか、これはモノノフ全員との合唱でした。
最初に「神田川」のサビの一部を歌い、観客に続けて歌うように差し向けたら、普通にみんな応えたので、これにはこうせつさんも素直に驚いていました。
僕のような古い世代ならばともかく、今の若いファンが知っているとは思わなかったみたいです。
ももクロの歌でコールする時よりも、会場の一体感が出ていたのはなぜでしょう…?(笑)
この他にも、恐竜がスペシャルゲスト(ももクロが「WALKING WITH DINOSAURS」のサポーターとなり、イメージソングを歌うことになった関係で)で登場し、ステージを縦横無尽に…
というほどではないものの、そこそこに暴れ回っていました。
その時ティラノザウルスの前歯が落ちたとか何とか、誰かさんが言ったように思えたのは、僕の気のせいということにしましょう…。σ(^_^;)
衣装は都合4回(だったと思う)変わって、アンコールは1回のみです。
ライブらしいハプニングとしては、杏果chが自己紹介を間違えちゃったとか、詩織chが歌詞を歌い忘れたのか、マイクが通らなかったのか、一部聴こえなかったところがあったとか、ハプニングじゃないけど、れにchが全体に暴走気味だったとか、彩夏chの終盤のダンスが異様にノリまくってキレまくっていたとか、なんかいろいろ、凄かったですよ。
この日は全部で33曲歌ったのかな。
だけど、それだけ歌っていながら「怪盗少女」はラインナップから外されていたのが不思議でした。(バイオリン独奏では聴いたけど)
翌日はどうだったのでしょうか。
余談ですが、今回は生演奏で歌う曲もかなりあって、CDとは違った趣でお馴染みの曲を楽しむことができました。
ライブ時間は、4時間30分以上はあったでしょう。
まさかこんなに長い時間かかるコンサートだとはつゆ知らず、地元の終電を完全に逃していた僕は、帰宅を断念。
職場に行って、そこの仮眠室で一夜を明かすことになりましたとさ。(溜息)
とにもかくにも寒かったのと、終わりが遅すぎる。
それと、衣装チェンジの中継ぎの構成が今ひとつ。(休憩入りの方法があまりにストレートすぎて、興醒め。できればステージの演出に絡めて、各メンバーを順にバックステージに引っ込めてほしかった)
以上の点を除けば、満足できる内容でした。(チケット代8500円も納得)
おそらく、彼女たちのソロコンサートに行く機会は今後もうないと思われますが、いい思い出になりました。
お疲れさまでした、僕。
『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』 第1話
前評判が良かったので、な~んとなく、見ちゃったんですけど。
…なんか違う。
なんだろう、この違和感。
『マクロス』やら『ガンダム』やら、何やらかにやらで、メカに重点を置いた描き方をし過ぎて、キャラクターデザインとまったくマッチしていない作品にはかなり慣れたと思うんだけど…
そういうのとはまた違う違和感が、このアニメにはあります。
作画にバラツキがあり過ぎるとか、一部の声優がキャラクターとまったく合ってないとか(ちなみにそれは、特撮出演経験のある俳優たちではありません)、それぞれの性格分けがはっきり出せていないとか、そのせいか、主人公らしくない主人公が後半急に性格が豹変してしまうとか、CG作り込み過ぎで、スピード感あっても、何が何やらよくわからなくなってしまっている割には、奥行きのない戦闘シーン(CG多用すると必ずこうなるといういい見本)とか、ベタな演出とか、こんなんで2クールもつのかいとか、何だかいろんなものが混然一体になって、とっても落ち着かない作品に思えてしまいました。
この先少しずついろんな部分が修正・補強されていくのでしょうが、これはアナザーストーリーとして数ヶ月前から展開されているコミック版を読んで、ある程度の予備知識を得てから臨む必要がありそうです。
というわけで、コミック買ってみることにしました。
それを読んでから、2話目以降を見てみたいと思います。
『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』 第1話
こちらもまた、昨夜からBS先行で放送がスタートしました。
しかも放送時間が『牙狼<GARO>』と重なるため、どちらを優先するかに悩まされました。
いちおう、アキバレンジャーは昨年、主人公たちの存在それ自体がテレビ番組の中の登場人物だっとして、キャラクターの反抗空しく、大物プロデューサーの八手三郎に強引に放送を終了された形で完結していました。
それがなぜかパート2が始まってみると、すべての戦いが終了し、平和な生活に戻った赤木たちが、普通に昨年のステマ乙との戦いを懐かしむシーンで幕が開きます。
しかもその内容は、我々視聴者が見ていた戦いの結末とはまったく違う展開を見せており、アキバブルーの青柳美月がペンタゴンに招聘されて、日本から旅立ち、よくわからない理由ながら、アキバイエローの萌木ゆめりあもまた、赤木たちの前から去って行きました。
大物プロデューサー八手三郎の存在も、どこかに消え去っています。
これはいったいどういうことなのか…?
まったくわからないまま、ドラマが終盤を迎えると、なんと「非公認」だったはずのアキバレンジャーが、ダイレンジャーの代わりに「五星戦隊アキバレンジャー」として認知されていたことを知り、当の主役の赤木自身がビックリ仰天。
いったいこれはどういうことなんだ~!?
というところで、放送終了。
何だかよくわかりませんが、『牙狼<GARO>』以上に、次回が気になります。(笑)
今回公認様の吹き替えは、すべて別の方が担当されていましたが、その代わりにフィギュア店の店長(?)として、『仮面ライダーオーズ』の「ドクター真木」に非常によく似た人物が、左腕に「キヨちゃん」ならぬ「バエ」を留らせて登場しています。(笑)
次回以降も、何らかのスペシャルゲストに期待できそうですね。
『牙狼<GARO>~闇を照らす者』 第1話
『牙狼<GARO>』新シリーズが昨夜から始まりました。
久しぶりに、リアルタイム視聴です。
主役も変わって、新しい作品を、とのことで、原作者の雨宮慶太氏は脇にどいて、アクション監督がメインだった横山誠氏が手掛けています。
第1シリーズの『牙狼<GARO>』がアクション満載だったのに対し、その後の映画やテレビはあまりスピード感のあるアクションに重点が置かれておらず、それが少々不満だったのが、今回は原点回帰した感じになっていました。
黄金騎士、というよりは、魔戒騎士としてすら半人前の外道流牙の成長物語となるようです。
これまでの雨宮シリーズのガロと、こちらのガロに関連性があるのか否か。
現時点ではまったくわかりません。
最終回あたりに、冴島鋼牙が出てこないとも限らないけど、どことなく、作品全体の空気や世界観が『ULTRASEVEN X』に似通っているように思え、やはりアナザーワールドの『牙狼<GARO>』と捉えていた方が無難でしょう。
いつかわからない時代の、独立国家ボルシティで起きるホラー絡みの事件を、そこで出会った「仲間」たちとともに解決していくようです。
物語はまだ始まったばかり。
とりあえず導入部としては、成功していると思います。
何だかよくわからないから、次もまた見てみよう、という気になるので。(^_^;)
映画『コドモ警察』 +ドラマ『コドモ警視』
先月の20日から、深夜番組だった『コドモ警察』の映画版が公開されています。
その宣伝の意味もあってか、スピンオフドラマの『コドモ警視』も、放送されていました。
いい年したオッサンや若手熱血刑事などが、レッドヴィーナスという悪の組織の罠にかかり、特殊なガスを吸わされたら子どもになってしまったという、まるで『○○○コ○ン』みたいな展開で、向こうと唯一違うのが、その全員が身分を隠さず、子どものまま捜査に当たるというお話。
しかも、子どもになってさえ、大人の頃と変わらぬ「体力・り力」は持ち合わせており、大人相手に互角以上の格闘をして(体重も軽くなったおかげで瞬発力も格段に上がっていたりする)しまいます。
基本的に彼らは、昼間は普通に小学校などに通いつつ、放課後は刑事としての仕事を行う二重生活。
捜査によっては学校を休まなければならなくなっても、クラス会や遠足など、行事の都合で出られなくなることもしばしば。
身体が小さくなったことにより、幼児性が増して、どんどん自分の精神までが「本物の子ども」に戻ってしまう「衝動」と戦い(ほぼ100%負ける・笑)ながらの捜査活動に、変な大人のラブロマンスまで混ぜ合わせた、「熱血アクションラブコメハードボイルド何でもかんでもごちゃ混ぜにしてやれ」的な作品です。
最近テレビやCMに出過ぎで少し飽きられ感のある某子役お嬢さんと共演したことから、一緒に人気の付いた鈴木福くん。
テレビでも映画でも、カツゼツの悪さは絶好調。(自虐ネタとしても使われていました・笑)
そんな彼の前に、レッドヴィーナスが行うにしては、妙にショボい事件が頻発します。
それに続いて、日本を訪れていた某国大統領の誘拐事件も発生。
両者は関係があるのか?
本庁から干され、独自の捜査をしなければならなくなった「特殊捜査課」の面々。
敵の手中に落ちたブル、凶弾に倒れた新人、そして単身罠とわかっていなが敵地に乗り込んだデカ長の運命や如何に!?
…と、書いてしまうとたいそうな内容にも思えてしまいますが、実際はそんなことはありません。
テレビシリーズを拡大版にしただけの、ごく普通のいつもの『コドモ警察』でした。
ただ、映画ということで、テレビではあまり見られなかったアクションシーンがとても多く、中でも「ブル」と「エナメル」の活躍が凄まじいです。(銃弾かい潜って並みいる敵を倒してしまったり・汗)
また、テレビでは捜査会議中の会話の中ばかりで、実際に映像として出てきていなかった(はず)、刑事たちの学校でのシーンも、マイコだけですけど、描かれていました。(いつもクールな彼女が、同級生にデートに誘われ、ときめいてしまったりして…)
今回の映画で観客が一番驚いたのは、大人の姿に戻ったエナメルでしょう。
てっきり「大人の声」を担当している人がそのまま役を引き継ぐと思っていたのに、出て来たのは・・・
ま、それは映画館でご自身の目で確かめてください。
途中、テレビ版でゲスト出演した指原莉乃chanが、また同じ役で出演し、「マルモ」ならぬドラマ「マリモ」の撮影シーンが出てきたり(こちらは犬ではなく、ネコが喋る)、福田雄一監督が手掛けた『勇者ヨシヒコ』シリーズのキャストのムロツヨシさんと佐藤二朗さんが、お互いの名字と名前を逆にして出演していたりなどのお遊びもあります。(佐藤さんは『コドモ警視』ゲスト出演時とは別の役)
ともあれ、これは、テレビを楽しめた方なら、観て損はない映画です。
ただ、ちょっとレッドヴィーナスの行動で、言っていることとやっていることに矛盾しているシーンがしばしば見られ、それが今後の展開への伏線になっているのか、単なる製作上のミスなのか、判然としませんでした。
それが何かも…
映画館で観てチェックしてください。(笑)
公開から2週間を迎えるこの映画。
すでに上映館での上映時間に制約が出ていて、夕方以降の1回とか、2回しか上映しない館が多いです。
それだけ観客が少ないということなのかもしれません。
でも僕が観に行った時には、小中学生の観客がかなり入っていました。(大半はジャニーズ目当ての女の子)
家族連れがもっといるかと思ったのに、意外でした。(ほとんどドラえもんに持って行かれていたようです)
…で、そのジャニーズのマリウス葉くんが主演したスピンオフドラマ『コドモ警視』は、今年の1月から放送されていました。
ハーフで大人びた容姿の彼がランドセルを背負って小学校に通うシーンが異様に浮いています。(それがまた狙いなのでしょうけど)
事件が起きる舞台が小学校のため、それほどとんでもない事件が発生するわけではないけれど、間聖四郎が「ざっくり解いた謎」が一度は壁にぶち当たり、そこから真実を見つけ出すというパターンで、ドラマは進行していました。
ただ、共演の釈由美子さんが骨折した影響なのか、後半に入ると新人教師として森カンナさんが怪しげな人物として登場。
まったく理由が不明ながら、ランドセル探偵なるキャラまで終盤に登場し、それを完全に消化しきれないまま強引に終わらせてしまった最終回には、呆れました。
あれだけ聖四郎に想いを寄せていたクラスメイトすら、あっさり心変わり。
卒業式を迎え、また転校することになったとはいえ、ランドセル探偵がどうして関わった「事件」を途中で放り出したのか分からずじまい。
そして、いささか強引すぎる「黒幕」の登場。
あれって、本当は釈さんが黒幕だった方が、面白かったのに。
意外性も何もなく、あまりに当たり前すぎて、ガッカリでした。
おそらく、説明不足なシーンは撮影されているけれど、放送しなかったから、それは今後発売されるDVDで楽しんでね、などということになるのでしょう。
でそれって、とても視聴者をとてもバカにした手法なんですけどね~。
途中まではけっこう楽しく見ていただけに、残念でした。
そういえば、双子トリックの話の回って、別のことしながら見ていたから、半分以上聞き流してしまったところがあるのですが、実際にはあのトリックは成立しないんじゃなかったかな?