2023年にアニメと主題歌が大ヒットした
『推しの子』の原作でございます。
これまで原作を読む機会に恵まれず、
単行本は積読の山に埋もれておりましたが、
このたび晴れて1~2巻を読み終えました。
先にアニメ版を履修していましたので、
「予習」はバッチリです!!
というつもりだったのですが、
昔のエラい人が言うように
「プディングの味は食べてみなければわからない」もの。
傍から見たら同じ食べ物に見えるかもしれませんが、
ちゃんと違う味がするもので…。
原作漫画の『推しの子』は
コマ割りや吹き出しの使い方が柔軟で、
創意工夫に溢れています。
吹き出しが花そのものだったり、
コマそのものが無かったり。
とはいえ、漫画の表現は、
多様かつ多彩な進化を遂げていますので、
何も本書に限った話ではないのです。
こういった原作漫画の細部の表現には、
作者の意図が織り込まれているはずです。
それらをきちんと読み込んでこそ、
派生する映像作品、音楽や同人作品の底流に
共通して流れる「世界観」を
より汲み取れるのではないでしょうか。
と、その時である!
人は心地よい「沼」にハマっていくのであった……。
さぁ、勉強が順調に終わった暁には、3巻を読まなくては。