レジ袋が「有料化」されてから、もうすぐ丸3年です。
一消費者としても、小売業界に身を置く者としても、これは非常に困っています。
消費者としては、これまでタダで貰えていた「ごみ入れ」を買わなければならなくなりました。
それだけで年間5000円は余計な出費になっています。
5000円あれば、欲しい本の1つや2つ買えるのに…
小売業界に身を置く者としても、レジ袋を「有料化」し、マイバッグやマイバスケットの利用を推進して懸念されたのが、万引きの増加。
さらに、フルセルフレジの導入です。
かご抜けされていることも多いと思われるので、結果として万引きが増えてしまっているという現状があります。
さてレジ袋ですが、当初は有料化義務化とか言われていたので、
「えっ、義務なの??」
とか思っていましたが、会社で有料にすると決めた以上、従うほかはありません。
ところが、実はこの有料化義務化、法律で定められた義務ではないことが昨年四月の衆議院経済産業委員会の質疑で明らかになりました。
さんざんっぱら「有料化だ」「義務化だ」と煽り立てておきながら、実は義務ではなかった―――
ロクに監視もせずに任せっぱなしだと、いいようにやられてしまうのだ、ということがしみじみと感じられました。
我々の手足を縛る規制は、膨大な数です。
それらの中のどれだけが、このレジ袋の規制のように不要なものなのか。
まだまだたくさんありそうですし、改めて不要な規制の多さを感じられました。
救国シンクタンク叢書 なぜレジ袋は「有料化」されたのか | 救国シンクタンク, 渡瀬裕哉, 内藤陽介 |本 | 通販 | Amazon