読書感想文:倉山満『これからの時代に生き残るための経済学』 | 倉山塾東北支部ブログ

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「人が人を殺す。だが、今は金が人を殺す」

 

映画『必殺!Ⅲ裏か表か』のキャッチコピーです。

 

お金のこと・経済のことを考えるとき、いつもこのキャッチコピーが浮かびます。

 

折しもこの映画の公開年の昭和61年(1986)の暮れからバブル景気が始まったことも、なにやら因縁めいたものを感じます…

 

それはさておき。

 

これまで、間違った経済政策のおかげで、どれだけの人が苦しみ、あるいは命を落としてきたでしょうか…

 

かく言う私も、生まれた時から貧乏暮らし。

 

学年が上がれば上がるほど、自分の家よりもいい暮らしをしている周囲の友達が羨ましく見えて、悔し涙にくれたことも幾度あったことか…

 

金がないのに加えて親父のDVなんかもあって、心は荒んでいました。

 

そんな環境で、よく曲がらなかったなと思います。

 

大人になって、自分で食い扶持を稼げるようになれば、きっと良くなるだろう、苦労した母親にも少しは楽をさせてやれると思っていましたが、甘かった。

 

就職した年は第二次安倍内閣が発足した直後の2013年。

 

アベノミクスによって、やっと人並みの暮らしができると思いましたが、それも束の間でした。

 

結局消費増税のおかげで、「働けど働けど…」の暮らしから脱することができず…

 

相も変わらず「金ねぇなぁ…」と言い続ける生活です。

 

さすがにそんな生活にはもうほとほと疲れました。

 

世の中の問題の大方は金があれば解決できるものだと思います。

 

人を殺す経済政策ではなく、人を生かす経済政策を!

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