読書感想文:倉山満・宮脇淳子 編『1937年の世界史』 | 倉山塾東北支部ブログ

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我々一人一人にも、自分の人生の中でターニングポイントとなる年はあるわけで、それは国家レベルにおいても同じでしょう。

 

かくいう私も、これまでの人生の中ではいくつかターニングポイントとなる年はあります。

 

現在置かれている状況を考えてそれを一つ挙げるとすれば、平成29年(2017)でしょうか。

 

この年は私にとっての“大事件”が起こりました…

 

まだ“占領期”のような状況ではありますが、徐々に立て直して、力を溜められつつあるのかな、という感じではあります。

 

っと、私の話はさておいて。

 

私にとっての平成29年が、日本にとっては昭和12年(1937)です。

 

盧溝橋事件をきっかけに支那事変に突入する年であり、日本にとっては間違いなく重要な年です。

 

この年から昭和20年(1945)の終戦まで戦闘は続き、国力は著しく疲弊し、国土は焼け野原にされ、大日本帝国は滅亡の憂き目に遭いました。

 

ただ、いくら重要とは言っても、日本ばかりを見ていては世界の動きは掴めません。

 

人間関係がどこかの誰かと間接的に繋がっているように、それぞれの国や地域での出来事だって、一見関係なさそうに見えても間接的には繋がっていることだって実はあるものです。

 

日本にとってターニングポイントだった年に、世界の他の国や地域は一体どんな情勢だったのか。

 

それを知ることで、1937年という年がまた違った角度で見えてくるでしょう。

 

そして、今後「どうするか」のヒントも多く得られるのではないかと思います。

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