本日のテーマ

【本当の姿とは?】

 

 

仏教の経典『般若心経』は、わずか262文字の中で、深遠な「空」の教えを説いていると言われています。

 

経典にある

「色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜいしき)」

とは、いったいどのような意味なのでしょうか。

 

ここに、一輪の花が咲いているとします。

確かに花は存在し、目に見える一つの物体です。

しかし、「なぜこの花は存在しているのか」と、少し深く考えてみます。

 

すると、花は単独では存在できないことに気づきます。

花が咲くためには、さまざまな条件が整っている必要があるからです。

 

 土

 種

 水

 光

 酸素

 気候

 

屋外, キリン, 草, フィールド が含まれている画像

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これら一つ一つの環境がそろって、はじめて花は存在します。

つまり、花の本当の姿を知るためには、花だけでなく、その周囲の環境までも含めて見ることが大切なのです。

 

単独で存在できないからこそ、「空」である。

この考え方は、私たち人間の世界にもそのまま当てはまるのではないでしょうか。

 

人は一人では生きられません。

人と人との関わり、環境の中で活かし合い、活かされながら生きているのです。

 

■ブッダの言葉…

「私たちは、見たり、聞いたり、触れたり、考えたりするとき、勝手なイメージを抱いている。ありのままを見てはいない。形あるものは『空』であり、もともと実体がないのだから、こだわったり、差別したりする必要はない」

 

物事は、表面だけでなく、深く見つめ、考えることが大切なのですね。

 

 

本日のテーマ

【心を大切に】

 

 

中国の昔話に、ある億万長者が四人の妻を持っていたという話があります。

 

第一の妻は本妻で、彼は特に溺愛していました。どこへ行くにも連れて行き、食べたいものは何でも与え、欲しいものは着物や宝石でも惜しみなく与えました。毎日一緒に風呂に入り、頭の先から足の先まで丁寧に洗い、すべてを言いなりに任せていました。

 

第二の妻は、本妻ほどではありませんが、それでも大切にしていました。他人との争いに勝ち、第二夫人とした女性です。いつもそばに置き、少しの時間も離さず、見ているだけで安心していました。

 

第三の妻は、ややおろそかに扱われていました。時々会って楽しむ程度で、寂しいときや悲しいときに会うくらいの関係でした。

 

第四の妻は、妻とは名ばかりで、下女のように扱われていました。叩いたり蹴ったりし、雑巾のように扱っていたのです。

 

フルーツ, 食品 が含まれている画像

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こうして億万長者は好き勝手な生活を送っていましたが、あるとき病にかかり、死の旅に出ることになりました。

 

そこで、最も可愛がっていた第一の妻を呼び、こう尋ねました。
「一緒に来てくれるか」

すると第一の妻は言いました。
「今まで可愛がっていただきましたが、一緒に行くことはできません」

 

次に第二の妻は、無表情のまま、悲しむ様子も見せず言いました。
「一番可愛がっていた第一の妻を連れて行けばよいではありませんか」

 

仕方なく第三の妻を呼びました。
「私は日頃あなたのご恩を受けていました。あなたの死を見送り、町外れまでお供いたします」

 

最後に第四の妻を呼びました。
「旦那様、私がついて参ります。たとえ死の道連れであっても、旦那様について行くのが私の務めです」

 

では、この四人の妻とは、何を意味しているのでしょうか。

第一の妻……肉体
第二の妻……金や財産
第三の妻……家族や身近な人
第四の妻……自分の心

 

第三の妻は、町外れ、つまり火葬場までついてきてくれます。
しかし、最期のとき、どこまでもついてきてくれるのは「心」だけなのです。

 

人は、ときにその一番大切な心を粗末に扱ってしまいます。
この話は、人間の愚かさを表しているのかもしれません。見栄や贅沢を求めることに気を取られ、本当に大切なものに気づいていないのです。

 

心は、本当の自分の味方です。
それに気づかせてくれる話だと思います。

 

 

本日のテーマ

【伝える力】

 

 

自分が考えていることを相手に伝えるときは、相手が理解できるように話すことが大切です。
話は「伝えるため」にするものなのですから。

 

講演を聴きに行った際、講師の話が難しく、理解できないと感じることがあります。
自分自身の勉強不足もあるのかもしれませんが、専門用語を次々と使われると、知識がなければチンプンカンプンになってしまいます。
専門家を対象とした講演であれば仕方ない面もありますが、一般向けの場では配慮が必要でしょう。

 

話の上手な人は、会場の聴衆の表情を見ながら話すと言われています。
専門知識を前提としない講演では、難しい言葉を分かりやすく伝えることが、「伝える」ための基本なのかもしれません。

 

ポーズをとっているスーツ姿の男性

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作家の井上ひさし氏は、次のような言葉を残しています。
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」

 

むずかしいことをむずかしく、やさしいことをむずかしく言うのは簡単かもしれません。
しかし、むずかしいことを分かりやすく伝えるには、深い知識と相手への思いやりが必要なのだと思います。
伝えるためには、それ相応の気遣いと準備が必要なのです。

 

■ピタゴラスの言葉…
「人間の心は三つの部分、すなわち知力・理性・情熱に分けられる。知力と情熱は他の動物にも備わっているが、理性は人間にのみ与えられたものである。理性は不滅なり」

 

【理性】
・道理に基づいて物事を判断する心の働き。論理的・概念的に思考する能力。
・善悪や真偽を正しく判断し、道徳や義務の意識を自らに与える能力。
(大辞泉より)