本日のテーマ
【本当の姿とは?】
仏教の経典『般若心経』は、わずか262文字の中で、深遠な「空」の教えを説いていると言われています。
経典にある
「色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜいしき)」
とは、いったいどのような意味なのでしょうか。
ここに、一輪の花が咲いているとします。
確かに花は存在し、目に見える一つの物体です。
しかし、「なぜこの花は存在しているのか」と、少し深く考えてみます。
すると、花は単独では存在できないことに気づきます。
花が咲くためには、さまざまな条件が整っている必要があるからです。
土
種
水
光
酸素
気候
これら一つ一つの環境がそろって、はじめて花は存在します。
つまり、花の本当の姿を知るためには、花だけでなく、その周囲の環境までも含めて見ることが大切なのです。
単独で存在できないからこそ、「空」である。
この考え方は、私たち人間の世界にもそのまま当てはまるのではないでしょうか。
人は一人では生きられません。
人と人との関わり、環境の中で活かし合い、活かされながら生きているのです。
■ブッダの言葉…
「私たちは、見たり、聞いたり、触れたり、考えたりするとき、勝手なイメージを抱いている。ありのままを見てはいない。形あるものは『空』であり、もともと実体がないのだから、こだわったり、差別したりする必要はない」
物事は、表面だけでなく、深く見つめ、考えることが大切なのですね。