●五十嵐貴久『消えた少女 吉祥寺探偵物語』双葉社 | 新・駅から駅までウォーキング

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五十嵐貴久『消えた少女 吉祥寺探偵物語』
        双葉文庫  2014.4.13発行

 



消えた少女-吉祥寺探偵物語 (双葉文庫)/双葉社
¥680
Amazon.co.jp




★本の内容(Amazon.co.jpより)


おれ、川庄、38歳、バツイチ、息子あり。
コンビニのバイトと家事を終え、夜な夜なバ
ーに出かける日々。
ある日、オカマバーのママ、京子ちゃんから
ある女性を紹介された。
1年前、この吉祥寺で小学1年生の少女がい
なくなってちょっとした騒ぎになったが、そ
の母親だった。
母親から娘を捜してくれと頼まれるおれ。
美人に弱いおれはつい引き受けてしまうが、
いったいどうすればよいのか…。


著者初の文庫書き下ろしは、東京・吉祥寺を
舞台に探偵が活躍するミステリー。


★ここだけの話


文庫書き下ろし、吉祥寺。
この2点のキーワードで迷わず購入しました。
吉祥寺に住む素人探偵の物語です。


1年前1人の少女が行方不明になり、その後
警察の捜査でも全く手掛かりがつかめません。
母親から依頼を受けた川庄は、コンビニでの
バイトの合間を縫って、地道に捜索を続けて
いきます。


最終的には思いがけない結末となってビック
リしますが、テレビドラマでも見ているよう
な雰囲気にさせてくれます。


何よりも登場人物たち。
皆生き生きとしていて、個性豊かに描かれて
います。
魅力ある人たちばかりです。
小学5年生の息子ですら、少し大人びている
姿は目に浮かびました。

オカマにはあまり身近で遭遇したことがない

ので、その辺はよくわかりませんが。


事件自体は現実に起こりうる内容です。
これをプチ・ハ。ードボイルド仕立てで、しか
もユーモアを持たせた作品として仕上がって
います。


もうシリーズの3作目まで発売されてしまい

ました。

そのため、4月に書いておいた1作目をあわ

てて載せることにしました。
怠慢をお許しください。