【世界遺産】プランバナン寺院
インドネシアで最大級のヒンドゥー教の寺院
遺跡です。
周辺は広い面積の史跡公園となっています。
これがその中心、ロロ・ジョグラン寺院です。
メインとなる３塔。
中にはヒンドゥーの神が祀られています。
ジャワ島は９世紀には、２つの王国により統
治されていました。
北部は仏教王国シャイレンドラ王朝でボロブ
ドゥール寺院を造りました。
そして南部はサンジャヤ王朝支配下のヒンド
ゥー教国家マタラム朝でプランバナンという
壮大な寺院を造りました。この２つの国は、
宗教は違っても、王族同士は婚姻による親戚
関係にあり、友好的に交流していたそうです。
現在は両方の寺院遺跡が世界遺産として登録
されています。
３つの大きな塔のうち、中央にあるのがシヴ
ァ堂。
その北側がヴィシュヌ堂で、南側がブラフマ
堂。
さらにそれぞれに小さい堂があり、神の乗り
物としての役目をもっているそうです。
また、周囲に数百のペルワラ（小祠堂）があ
りますが、これらのほとんどが半壊状態で、
石が山積みになっていました。
修復待ちなんですね。
しかし、ヒンドゥー教の寺院であっても、仏
教寺院と区別がつかないです。
特に外観はそうです。
中に祀られている神、あるいは仏を見ればわ
かりますが。
ここジャワ島では、それだけ２つの宗教と建
築文化が融合したような姿を感じとることが
できました。
この牛は、とってもいいです。
ゆったりとしていて、安定感のあった時代を
象徴しているようでした。
２大世界遺産をめぐる
新神秘のボロブドゥール遺跡とバリ島６日間
2014.5.17～5.22 ＪＴＢ旅物語