★インドネシア(10)‥地下遺跡、サンビサリ寺院 | 新・駅から駅までウォーキング

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1966年に火山灰の中から発掘されたサンビサ
リ寺院。



周囲の土地より6mも低くなっています。
ちょうど観客席のついたグランドのような感
じでした。



この地で栄えた古マタラム王国の時代に造ら
れたヒンドゥー教の寺院です。



10世紀頃おきたムラピ山の噴火で、火山灰
に埋めつくされてしまいました。
近年発掘されたあとは地下遺跡とも呼ばれて
います。
中央の本堂部分はきれいな形のままですが、
手前の建物は崩れたままで、修復されるまで
時間がかかりそうでした。



本堂内部に飾られているもの。
どう見ても、男性のシンボルですね。



建物の周囲は、ヒンドゥー教の神々のレリー
フが残されています。






見つけました。
象のガネーシャもいました。



このようにインドネシアの人々は、ヒンドゥ
ー教や仏教の遺跡を大事にしています。
でも、ここジャワ島では、ほとんどの人たち
がイスラム教を信じています。
街なかには普通にこのようなモスクが林立し
ています。



世界で一番イスラム教徒の多い国、それがイ
ンドネシアです。
しかし規律はそれほど厳しくはなく、むしろ
のびのびとした感じがしました。

同じ島国とはいえ、面積は日本の約5倍、人
口も約2倍の大国です。


日本と共通している点を考えると、他国から
の文化に反発するわけでなく、うまく採り入
れて協調していくことにあるような気がしま
す。


対立することより、どう連帯していくか、を
上手に実践してきたのではないでしょうか。
そのおかげで数々の遺産が、今観光資源とし
て活躍しているのです。


 

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2014.5.17~5.22 JTB旅物語