◆寄り道ギャラリー1分間のコロー(3) | 新・駅から駅までウォーキング

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寄り道ギャラリー1分間(その129)


今日は、ジャン=バティスト=カミーユ・コロー

私の好きなミステリと海外旅行


ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
『ナポリの浜の思い出』1870-72年
(国立西洋美術館蔵)


★ちょっとひとこと


ジャン=バティスト=カミーユ・コロー(1796~1875)
は、パリの生まれ。
父親はラシャ卸売業者で、裕福な家柄で育った。
26歳になってようやく画家になることを父に認めら
れ、新古典主義の風景画家のミシャロンとベルタンの
指導を受けた。


1825年から1828年にかけて最初のイタリア旅行をし、
その時にナポリを訪れている。
ナポリの城、ヴェスヴィオス山、アマルフィなどを
描いたスケッチ風の作品もある。
ナポリの印象は強烈だったようで、晩年にいたるまで
数多くの大型の作品を制作した。


『ナポリの浜の思い出』はタテに長く、その大胆さが
見ごたえある。
背の高い木、その向こうにナポリの浜、そして女性
2人と抱かれた幼児のバランスが素晴らしい。


コローと言えば、1855年のパリ万博美術展で一等賞を
獲得し一躍有名になった。
また自然に対するみずみずしい感性が、後の画家たち、
特に印象派と呼ばれた画家たちに多大な影響を及ぼし
ている。


寄り道ギャラリー1分間(その129)
                 ‥コロー(3)
2011.4.24 & 2011.7.23