◆寄り道ギャラリー1分間のドラクロワ(5) | 新・駅から駅までウォーキング

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寄り道ギャラリー1分間(その128)


今日は、ドラクロワ

私の好きなミステリと海外旅行


ウジェーヌ・ドラクロワ
『墓に運ばれるキリスト』1859年
(国立西洋美術館蔵)


★ちょっとひとこと


ウジェーヌ・ドラクロワ(1798~1863)は、パリ近郊
のシャラントンの生まれ。
1816年にピエール=ナルシス・ゲランの工房に入り、
ジェリコーなどと一緒に修業した。
同時に彼はルーヴル美術館に通い、ルーベンスや
ヴェロネーゼなどの作品を模写して勉強した。
また、シェークスピア、ゲーテ、バイロンなどの文学
作品に魅せられ、ロマン主義への道を進んで行くこと
になる。


この作品は晩年の1859年のサロンに『レベッカの掠奪』
や『十字架を背負うキリスト』などとともに出品され
ている。


彼が尊敬していたレンブラントの絵に通じるものを
感じる。
また病気に苦しみ、親しい友を亡くした悲しみを宗教的
なテーマの中で表現した結果とも言える。


この絵の中で、地上から地下の墓までの間、左側S字型
の空間がびっくりするほど効果的に描かれていて、
決して忘れることのできない特徴となっている。


寄り道ギャラリー1分間(その128)
                  ‥ドラクロワ(5)
2011.4.24 & 2011.7.23