★台湾（１）‥台中の巨大金ピカほてい様
暑い暑い東京から、もっと暑そうな台湾へと旅立つ。
羽田からの便なので、朝の出発が遅くて助かる。
相模湾の上空。
海岸線がくっきりと見える。
ただし内陸部は白い雲に邪魔されて、富士山が全く
見えない。
残念！
これは余談だが、Ｂ７６７－３００の主翼の先が
上向きにカーブしていて、かっこいいと思った。
台湾は南方、東南アジア方面から先住民族が移り
住み、その後に中国大陸から漢民族が移住してきた。
１６世紀になると、ポルトガル、スペイン、日本、
オランダなどの国々が、この小さな島に手を出した。
1661年、明王朝の鄭成功が台湾に逃れ、当時の
オランダを撃退したが、1684には清に編入された。
日清戦争後の1895年、台湾は日本に割譲され、以来
日本の統治は1945年まで続く。
大戦後は中国本土で毛沢東に敗れた蒋介石が移って
きて、中華民国として再生した。
現在は、中国の一部だとする意見と、別々の国だと
する意見が並列している。
台北に到着し、そのままバスで台中に向かう。
ここで夜になってしまうので、観光は翌朝からと
なっている。
台中は台北、高雄に次ぐ台湾第３の都市。
１８世紀初めに大量の漢民族が移住し、街を形成
した。
1895年からの日本統治時代に現在のような都市計画
に基づいた街並みとなった。
一夜明けて、台中市の北側にある宝覚寺の観光。
1928年に建立された比較的新しいだが、この寺を
有名にしたのは高さ３３ｍの弥勒の大仏像。
弥勒は七福神の布袋様のことである。
黄金色に輝き、しかもにっこり微笑んでいる。
頭または額と、耳たぶ、お腹の３ヵ所に触れると
頭が良くなり、お金がたまり、健康になると言われ
ている。
しかし実際には触れることが困難なので、高さ１ｍ
ほどの小さい像にさわって我慢する。
宝覚寺の宝覚禅寺と書かれている本堂。
別の場所から移築し、今はコンクリート製の建物の
中にある。
本堂の内部。
本堂の左右には象の石像がある。
インドで崇拝されていた象が、そのまま中国や台湾
の寺院で建てられているのだ。
また、この寺には日本人の墓がある。
台湾で亡くなった１万４千人の日本人の遺骨が納め
られており、いつもきれいに整備されている。
花も欠かさず供えられていると聞いた。
大変ありがたく、うれしく思う。
墓地の左手にあった台湾バナナの木。
ちょうど、赤い花と緑色のバナナの房が実っていた。
高くて手が届かない。
９都市周遊台湾５日間
2012.8.31～9.4 クラブツーリズム