◆寄り道ギャラリー1分間のジョヴァンニ・パオロ・パニーニ | 新・駅から駅までウォーキング

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寄り道ギャラリー1分間(その117)


今日は、ジョヴァンニ・パオロ・パニーニ



私の好きなミステリと海外旅行


ジョヴァンニ・パオロ・パニーニ
『古代建築と彫刻のカプリッチョ』1745~1750年頃
(国立西洋美術館蔵)


★ちょっとひとこと


ジョヴァンニ・パオロ・パニーニ(1691~1765)は
イタリアのピアチェンツァで生まれた。


活躍の場はローマで、遠近法を駆使した都市景観図や
古代遺跡の景観を採り入れたカプリッチョを得意と
した。
ここで言うカプリッチョとは、イタリア料理の名前
などではなく、現実と空想が交じり合った風景画と
いう意味である。


1754年にはローマの絵画アカデミーの総裁となり、
18世紀半ばのローマ芸術界の中心人物だった。


『古代建築と彫刻のカプリッチョ』では、中央に
哲学者ディオゲネスが描かれており、彼が彫像相手に
物乞いをして、周囲の兵士に冷やかされる場面を
描いている。
彼が最も精力的に創作活動をしていた時期の作品。


ユベール・ロベールは、ローマ滞在中にパニーニの
薫陶を受けたと言われている。


寄り道ギャラリー1分間(その117)
           ‥ジョヴァンニ・パオロ・パニーニ
2011.4.24 & 2011.7.23