イタリア(22)‥フィレンツェのシンボル、巨大なドゥオモ
【世界遺産】フィレンツェ歴史地区
フィレンツェには世界から年間700万人が観光に
訪れる。
ここで必ず驚嘆の声をあげるのが、世界で3番目に
大きいドゥオモ。
正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
花の聖母マリアを意味するとても美しい教会である。
建築家カンビオによって1296年に着工し、112年の
歳月をかけて完成した。
天井に描かれたフレスコ画。
旧約聖書を題材にした「最後の審判」の絵。
ヴァザーリをはじめ多くの画家が担当した。
ドゥオモの南側にそびえる、高さ84mのゴシック
様式の塔。
設計したジョットの死後、弟子たちが建設を受け継い
で、1359年に完成した。
フィレンツェの守護聖人聖ジョヴァンニを祀るために
11世紀半ばに造られた。
その扉には彫金が施され、ミケランジェロが「天国の
門」と絶賛したロレンツォ・ギベルティ作のレプリカ
を見ることができる。
西側から見た大聖堂のファサード。
白・ピンク・緑の大理石を幾何学模様に飾った様子が
よくわかる。
ドゥオモと鐘楼と洗礼堂のすべてが収まる。
尚、世界一大きい大聖堂は、もちろんヴァチカンの
サン・ピエトロ大聖堂。
二番目はロンドンのセント・ポール大聖堂。
そしてここフィレンツェのサンタ・マリア・デル・
フィオーレ大聖堂が三番目となっている。
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