イタリア(6)‥カプリ島の「青の洞窟」は神秘的色彩
ホテルでの朝食も15分ほどですませ、時間との戦い
が始まる。
まず、ナポリの港からカプリ島へわたる。
この船の一番出口に近い席を確保し、出来るだけ早く
おりる。
カプリ島のマリーナ・グランデに着くと、すぐさま
駆け足で30人強が乗れる船に乗り換える。
実は青の洞窟の入場は早いもの勝ち。
船が着いた順に小舟に乗り換えて洞窟の中に入る。
だからこれから先は、船長の腕にかかる。
青の洞窟の入口に到着。
全体で2番。
1番はカプリ島に宿泊していたアメリカ人たち。
日本人グループの中では1番だった。
この日、日本人のツアーは6組いた。
どのグループも光の具合で最も洞窟内の海の色が
きれいな午前中をねらう。
だから朝イチに集中するわけだ。
ここで小さい手漕ぎボート(船頭と客4人)に乗り
換えて、それはそれは小さな洞窟の入口に向かう。
高さは1m弱。
我々は幅の狭いボートの中であお向けに寝た状態。
船頭はくさりをたどって、波のタイミングをはかり
ながら洞窟の中に入る。
体を起こすと、そこは別世界。
適切な表現が出来ないほどの神秘的な色彩。
「来て良かった」「見られて良かった」
ただただそう思う。
洞窟の奥は青+白。
入口に近いところは、青+黄+白。
なんという感動的な色。
声も出ない。
そして中型の船に戻り、全員が揃ったところで
マリーナ・グランデに向かう。
帰りは比較的ゆっくりと。
あわただしい「青の洞窟」観光を終了し、改めて
眺めるマリーナ・グランデの美しい姿。
昨日までは悪天候の影響で洞窟には入れなかった
そうだ。
翌日は天気は良かったのだが波が高く、結局入れな
かったらしい。
今日、一発で入れたのは運が良い。
イタリア大周遊10日間
2012.5.17~5.26 阪急トラピックス