イタリア（５）‥ローマにあって、スペイン広場？
【世界遺産】ローマ歴史地区
トレヴィの泉からてくてくマチェッリ通りを進んで
行くと、右側にあの有名な階段が見えてくる。
やはり今日も人がいっぱい。
ここも座った人ばかりだ。
１７世紀にスペイン大使館があった場所なので、この
スペイン広場という名前がつけられた。
もともと階段の上に建っているトリニタ・デイ・モン
ティ教会への参道である。
広場前の噴水はバロックを代表する彫刻家ベルニーニ
の父であるピエトロの手によって１７世紀に造られた。
「バルカッチャの噴水」と呼ばれ、舟の形をしている。
階段下からまっすぐのびる通りが、ファッション・
ブランドが左右に並ぶコンドッティ通りだ。
トリニタ・デイ・モンティ教会を目指してこの階段を
昇る。
ちょうど真ん中あたりで、後ろを振り向く。
上まで来ると、さすがに人影はまばら。
皆、階段を昇って来ないのだ。
教会前からのすばらしい眺めに疲れが吹き飛ぶ。
路上で売られている現代の芸術。
本当は、ジェラートを片手に映画の「ローマの休日」
のように振る舞ってみたい。
でも現在は、階段での飲食は禁じられている。
イタリア大周遊１０日間
2012.5.17～5.26 阪急トラピックス