マレーシア(13)‥マラッカのフランシスコ・ザビエル
【世界遺産】マラッカ
ポルトガルの支配時代は1511年から1640年に及び、
貿易の中継地として利用したほか、カトリックの布教
活動にも大切な役目を担っていた。
まず、オランダ広場から丘を登って行く。
すると、セント・ポール教会が見えてくる。
この丘からの眺望は最高。
マラッカ海峡がよく見える。
今日も静かだ。
教会に戻り、中央に棺を安置した跡が残されている。
ザビエルの遺体は9ヵ月間ここに安置されていたが、
全く腐敗しなかったということだ。
そしてフランシスコ・ザビエルの像。
このザビエルの像には、右手首から先がない。
日本でも馴染みの深いザビエルは、中国で殉教した
あと、かれの遺体を一時ここセント・ポール教会で
保管した後、インドのゴアで埋葬された。
その際、右手が切り落とされて、当時のローマ法王に
届けられた。
ここに造られた像も嵐で落雷し、右手が粉々に砕けた
と言われている。
遺体も像も右手首のない全く同様の姿になった不思議
な出来事だ。
尚、本物の右手はミイラ化して、現在もローマの
ジェズ教会にある。
自然溢れるマレーシアと近代都市シンガポール
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2012.2.17~2.23 クラブツーリズム