◆寄り道ギャラリー1分間のジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ | 新・駅から駅までウォーキング

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寄り道ギャラリー1分間(その111)


今日は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ

私の好きなミステリと海外旅行


ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
『ヴィーナスによって天上に導かれるヴェットール・    
ピサーニ提督』1743年頃
(国立西洋美術館蔵)


★ちょっとひとこと


ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
(1696~1770)はヴェネツィアの生まれ。
父親は船乗りで、6人兄弟の末っ子だった。
若い頃は、歴史画家グレゴリオ・ラザニーニのもと
で修業した。
その後、1770年にスペイン、マドリードで亡くなる
まで、貴族の館の装飾画や教会の祭壇画の制作に力
を注いだ。


彼はフレスコ画の名手と言われ、明るくきらびやか
な作風が多くの貴族たちに気に入られた。
「バロック的な躍動感とロココ的な優美性を合わせ
持った画風」と称され、ヨーロッパ全土に名声が
広まった。


この長いタイトルを持つ作品は、ヴェネツィアの
貴族ピサーニ家の館に描かれた天井画の油彩下絵で
ある。
歴代ピサーニ一族の中でも、優れた軍人だった
ヴェットール・ピサーニ提督を描いたもの。
彼をヴィーナス(ウェヌス)がユピテルとマルスに
紹介し、生前の功績を認められ天上に迎えられる
ところを描いた。


彼の息子2人も偉大な父と同様に画家となっている。


寄り道ギャラリー1分間(その111)
       ‥ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
2011.4.24 & 2011.7.23