豊が亡くなった２日後、先週の金曜日の話です。
以外と重たい骨壺。
包みを解くと、
パーポー。
何色かあるなかで、夫がコレ！ と直感で選んでくれた。
↑亡くなった日のブログ。
人目をはばからずずっと号泣していた私だけど、お寺の方が届けてくれた骨壺を受け取った瞬間……。
やばい。涙が一粒も出ない！ 逆にあせったわ！
おそらく私の心のなかで、豊は成仏したんだなーと思った。
２ヶ月間、ほぼ２４時間ずっと看てきたので、どのくらい弱っていくかの課程をすべて目の当たりにした。
だから豊を思い出すとき、骨と皮になってスカッとあの世に逝ってくれた姿なのよね……。
それでかお互い苦しみから解放されたような、ちょっとスッキリした気分なのかなと思っている。
モイラ・アンダーソン著『ペットロスの心理学』によれば、ペットロスなどの深い悲しみからの回復においては、「悲しみを悲しみ、苦痛を苦痛として味わうことが、唯一の克服方法」だとか。
私、ちゃんとやれたんだなと思った。
で、この過程から逃げてしまうと、その後の生活においてトラウマのように失ったペットの記憶がよみがえり延々と苦しんでしまいがちだそう……。
余談ですが、夫はいま現在絶賛ペットロス中で。
「いまにも豊が寝室から歩いてきそうや……」と、ことあるごとに涙目になっているけど。
これって男女の脳みその作りの差なのか、看病していた時間の差なのか。
おもしろいなと思っています。ハイ、私はとても元気です。
……なんて話はさておき。
火葬証明書には１０時半と書いてある。
最後のお別れをした、わりとスグに焼かれたんだねー。
ところで、私んちにはお墓はないけど（両親が駆け落ち、２人とも外房の海に散骨）、夫の金沢の実家にはある。
豊も金沢に何度も行っているわけだし、そちらのお墓に納めたらどうだろうと夫。
……細かいことを言うと、冬は空っ風吹く真っ青な空の世田谷育ちの豊が、鉛色の日本海沿いの墓に納まるってどうなんだろうと思ってしまうけど。でも私もこのまま夫とお別れせずに行けばｗ 金沢のお墓に入ることになるんでしょ？
結婚って、墓って不思議だよなぁ、ブツブツブツ……。とくに私んちがそういう概念がないから余計、理解しがたいのかもしれないが。
でも私は「死んだら終わり！」どこでも好きなところ埋めてくださいと子どもたちには常に言っているよ。
↑こちらに細かく書いてある。
でね。夫と話し合った結果、豊の骨の半分は金沢へ。
半分は細かく砕いていただいて、散骨しようと。
・しょっちゅう行く外房に
・世田谷のわが家に（プランター？ｗ）
・毎日一緒に徒歩出勤した実家の屋上（屋上緑化）に！？
・高尾山にもしょっちゅう行ったよね？
豊の骨をいろんなところに連れて行って、その都度撒こうということになった。
それを亡くなる前に、深大寺動物霊園と電話打ち合わせした。
半々にすることはもちろん可能と。
パウダー状にするには別途５５００円かかるけど、砂粒くらいに砕くなら「無料」だそう。
砂粒で全然OK。その代わりに、３３００円のお花を用意してもらったのでした。
★料金詳細
・５kg以下の小型犬（一任火葬、返骨希望）４２７５０円
・花代３３００円
TOTAL４６０５０でした。
わが家にこういう改まったモノって違和感しかないけど……。
分けてもらった散骨用。
で、いま現在、このようになっております。
週末、仲間とワイワイわが家で寄合をした。皆さんからお花をいただいて。使っていないオットマンの台座があったので、そちらを祭壇に。
この台座、クリスマス時期には、ツリー置きになるけどねｗ
紙焼きの写真とか、フォトフレームとかがないわが家なので、長男が制作した作品が遺影がわり。こんなんでよいのだろうか……。ま、これでもいいと思うけどね。……もうちょっと考えます笑
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