「ラム・ダイアリー」(THE RUM DIARY)
古くは「ヘブン」で、爆撃犯として警察に追われる
ケイト・ブランシェットの逃亡を助ける純真な若き
国家憲兵隊員を哀しく演じ、
「狼の街」ではフィラデルフィアのマフィアを哀切に演じた
ジョヴァンニ・リビシが、アルコール中毒で脳と肉体に
ダメージを受けている元新聞記者を演じたその “狂気”とも
言える迫真の演技がこの作品の全てを物語っている
「ラム・ダイアリー」
“狂気”を下敷きにした映画は、非常にエキセントリックな
作品に仕上がる事が通例であるが、
本作ラム・ダイアリーは“狂気”をそのまま受け入れて楽しんでいる
ような、主演ジョニー・デップが心に秘めた“反社会人”あるいは
アウトロー的心情をそのまま映像化し、自らが楽しんでいるような
作品であった。
物語はジョニー・デップの友でもある伝説のジャーナリスト故
ハンター・S・トンプソンの自伝を下書きとし、1960年にニューヨークから
アメリカ合衆国が支配するプエルトリコに記者として渡ってきた,
ジョニー・デップ演じる若きジャーナリストポールの、新聞記者としての
そして若き“無頼漢”としての日々を、プエルトリコの鮮やかな色彩を
効果的に取り込んだ映像を有効的に活用して描いている。
ラム酒由来のアルコールが常に血管を流れているような日々を送る
ポールとその友人達。
“ノウテンキ”な米国人、プエルトリコの自然を札束で破壊しようとする
米資本、非支配者として本質的に米国人に反感を持つプエルトリコの
現地人達。
作品としての完成度は高くないが、ハンター・S・トンプソンの生き様、
そしてその心情を映像として描く試みは、トンプソンに共鳴する
ジョニー・デップの表情、その演技として体現されていた。
ダーレン・ラブ"CHRISTMAS (BABY PLEASE COME HOME)"
既に日本は12月26日だが、今朝のこの時間はまだ
ニューヨークではクリスマスの夜。
ということで、今年もダーレン・ラブの"CHRISTMAS (BABY PLEASE
COME HOME)"。
1986年以来毎年Late Night with David Letterman(NBCで1992年迄)、
Late Show with David Letterman (CBSで1993年から現在まで)の顔として
クリスマスを祝っているこの曲、
今朝も聴いていたフィル・スペクターの名アルバム「A CHRISTAMS GIFT
FOR YOU」に収録されて以来約50年、今年71歳となる
ダーレン・ラブが今でも躍動感ある歌声で歌い続けている。
一昨年Rock and Roll Hall of Fame入りを果たした
ダーレン・ラブ。.
バックコーラスやスタジオミュージシャンとしての苦労を重ねたその経験が、
26年も続き、この歌声を聴いて初めてクリスマスを実感する
"CHRISTMAS (BABY PLEASE COME HOME)"の源となっている
気がする。






