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菊花展


秋の例大祭にあわせ、靖国神社の能舞台前で

明日115日まで奉納菊花展が開催されている。




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例年のように花の色、花弁の形が全て異なる

3本仕立ての大輪の和菊の花が見事に

そろって咲き誇っていた。




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今日114日は文化の日の振替休日。

菊の学名chrysanthemumギリシャ語で金色の花を意味し、

多摩川河原では、学名の由来ともなっている野菊の黄色い花が

秋の深まりを告げている。


『ムーンライズ・キングダム』


両親を知らず、里親からも見放された少年サムと、型にはまらない

個性的なサムに惹かれている少女スージーの二人だけの逃避行で目指した、

無人島の、穏やかな波が打ち寄せる砂浜と切り立った丘陵に囲まれた

別天地「ムーンライズ・キングダム」


アメリカの若手監督「ウエス・アンダーソン」が2012年制作した本作は、

飛び切り美しい色彩、スージー(カーラ・ヘイワード)、サム(ジャレット・ギルマン)の

天真爛漫な生き様、そしてシリアスな演技で定評あるエドワート・ノートンが

コミカルに演じるボーイ・スカウト隊長、ウエス・アンダーソン組のビル・マレーが

演じ、期待を裏切らないお惚けぶりで観る者を笑わせるスージーの父親と

監督と演技者が一体となった完璧なウエス・アンダーソンの世界として

完成されている。


暴力や殺伐とした人間の闇の部分をこれでもかと強調する作品とは180度反対の

“問題児”の少年・少女の奇想天外な愛の逃避行を軸にした、全篇笑いと

ペーソスに溢れた豊かな感性を感じる素晴らしい作品。


時はベトナム戦争が始まり、公民権運動が真っ盛りの激動の1960年代中頃、

東海岸のニューイングランド沖の小島でキャンプをしていたボーイスカウトから

サムが脱走し、1年前に知り合って文通を続けてきた、海沿いの大きな屋敷に

住む一風変わった少女スージーと示し合わせて愛の逃避行を敢行する。


西部開拓時代を思わせるようなサムの出で立ち、

米国の若者がツイストに熱狂していた時代の雰囲気を

かもしだしているスージーの服装。


約束の地ムーンライズ・キングダム(月の昇る王国)にたどり着いた二人は

海に飛び込み、絵を描き、本を読み、将来を語り合い、ダンスを踊る。


ボースカウトの少年達や地元警察、スージーの両親たちの捜索により

発見された二人のその後の人生はいかに。


ティルダ・スウィントン演じる頑迷な福祉局の女性職員、ブルース・ウイルス演じる

長年トレーラー暮らしを続けている島の警察官の奇人・変人ぶりも見もの。




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「スケアクロウ」マイクル・コナリー

本年520日に74歳で病死したレイ・マンザレクのオルガン・ピアノ、

1971年に薬物の過剰摂取が原因と推察される死体と化してパリの

ホテルで発見された享年27歳のジム・モリソンのボーカル。


UCLAで出会った二人は、後に「ドアーズ」として1960年代後半に

この二人を中心メンバーにして創生する独自の感性を備えた音楽と、

舞台上でのジム・モリソンの奇矯な行動、多用されたドラッグ、アルコールに

より、ニューヨークともシカゴとも異なる“ヒップ”な地域ロスアンゼルスならではの

“反社会的”文化の一面を象徴していた。


マイクル・コナリー自身の経歴を彷彿させる新聞記者ジャック・マカヴォイを

主人公とする本作「スケアクロウ」は、スケアクロウと呼ばれる作品の

重要人物カーヴァーに無意識に「ドアーズ」の名曲の多くを口ずさませ、

カーヴァー自身が内に秘める反社会的心・狂気を暗喩している。


いくつもの危機を乗り越え、犯人探しの過程で身内の新人

女性記者を犠牲にしてまで、女性連続猟奇殺人事件の

犯人確保に邁進するジャックと旧知の女性FBI捜査官

レイチェル・ウォリング


サスペンス・スリラーの本作で筆者は、電子媒体から瞬時に

供給される情報に押されて販売部数が激減し、

高給を得ている優秀なベテラン記者を解雇することで

生き延び策を図っている米国新聞業界の内幕、

幼少時に最愛の母からの愛情を十分に受けることが無かったことが

心に傷を残し、長じて母親に似せた姿の女性を

徹底的に痛め尽くし惨殺する殺人鬼の心を描いている。


カーヴァーが自身の生い立ちを表現する「The Changeling

そして「Rider on the Storm」、長い長い作品「The End」 、

「スケアクロウ」の枯渇した心は永遠に癒されることはない。



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