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「愛さえあれば」(Den skaldede frisør)


暴力がもたらす憎悪の連鎖をテーマに、デンマーク語で復讐を意味する「Hævnen

(邦題は「未来を生きる君たちへ」)を制作したスザンネ・ビア監督の

最新作「愛さえあれば」


本作の原題「Den skaldede frisør」はハゲの美容師を意味し、

本作を観ることで観客はこの原題が意味するところを理解する

ようになる。


フィアンセのお父さんの持ち物であるイタリアの別荘で挙式する娘の

もとへ単身向かう美容師の母親。


早い時期に妻を事故で亡くし、男手ひとつで息子を育て上げた父親も

息子の結婚式のため、たまたま同じ便でイタリアへ向かう。


母親イーダには「未来を生きる君たちへ」にも出演していた

デンマーク女優で、スザンネ・ビア監督作品の常連でもある

トリーヌ・ディルホムを配し、

本作の重要人物となる、仕事一筋で生きてきた

英国人実業家で亡き妻の故郷デンマークで会社を経営し、

いつしか息子とは疎遠になっていたフィリップには

イメージ通りの演技が生きているピアース・ブロスナンが

配されている。


それぞれ、悩みを抱えたイーダとフィリップは相手の中に

今の自分が必要としている解決策を見出す。


南イタリアの、切り立ったがけに囲まれた海沿いし素晴らしく

美しい景色、レモン農園、そして心地良いイタリー民謡。

愛さえあればーーーー

穏やかで、後味の良い作品として仕上げられている。



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「Defending Jacob(ジェイコブを守るため)」

イエール大学、ボストンカレッジ・ロースクールを卒業後

マサチューセッツ州で7年間地区検察官補を務め、

2003年から執筆活動に入ったウイリアム・ランデーの

三作目となる「Defending Jacob(ジェイコブを守るため)」。


自身と同じく、マサチューセッツ州の地区検事補として多くの実績を

あげているアンディ・バーバーの一人息子で14歳となる中学生

ジェイコブが、学校のそばの公園で発生した少年殺人事件の被疑者として

逮捕される。


アンディと愛妻ローリーは息子の無罪を信じて奔走するが、

ローリーは、アンディの突然の告白により、これまで全く知らなかった

バーバー一族の秘密を知ることになる、

そしてアンディ自身もジェイコブの弁護活動を通じて、

バーバー家の血を受け継ぐジェイコブのこれまで

全く知らなかった一面を知るようになる。


殺人の決定的な証拠は何一つなく、現場に残されていたのは、

被害者の少年の衣服に残されたった一つのジェイコブの指紋。


果たして本当にジェイコブは殺人犯なのか、あるいは無罪

なのか。

状況証拠が積み重ねられ、陪審員と同じような立場で

読者は自らジュイコブの有罪・無罪の判断を強いられる。


社会の一員としては人生経験も少ないが、親の所有物ではなく、

既に自立の過程にある14歳の子供の行動に対して

親はどこまで社会性を教え込むことができるのか


最愛の息子を守るために、父親はそして母親は

どのような行動をとるのか。

自らが産んだ子供を守るためにとった母親の行動、

自らの血を受け継いだ子供への父親としての責任、

法廷小説の形をとり、家族に対する深い洞察を織り込んだ

多くの示唆に富む物語。






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46921人の観客 早明戦


12月第一日曜日の今日、

この時期の東京地方に特有の好天に恵まれた

国立競技場で関東大学ラグビー対抗戦の最終戦として

早稲田大学そして明治大学の両校が持てる力を出し切った

熱戦が繰り広げられた。


建替えが予定されている国立競技場での最後の早明戦、

54千の座席数に対して2004年以来最大数となる

46921人に観客がそれぞれのチームを応援した。


伝説の雪の早明戦、フルバックだった早大今泉君の

独走逆転トライ等々、早明戦独特の雰囲気の下、

歴史に残る多くの試合を繰り広げてきたこの組み合わせ

今年は両校の主将がリードするフォワードが

がっぷり四つに組み、力と力が真正面からぶつかった

見ごたえある試合であった。


数少ないチャンスをものにして勝利した垣永主将率いる早稲田

そして80分の殆どの時間を攻め続けた圓生主将率いる明治

今年も名勝負を有難う。


朝日に映える庭のモミジ。



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