RIVERのブログ -31ページ目

紅梅、白梅


あまりの寒さでここのところ昼休みの散歩を控えていたが、

日中は暖かくなるとの予報の今日、久しぶりに靖国神社に

行ってみた。


これまでその姿を見ることの無かった警察官が立っていた南門から

こじんまりとした梅園へ向かうと、

春を告げる白梅、紅梅が晴れた空を背景に咲いていた。











「モネ・ゲーム」(Gambit)


第二次世界大戦中にナチスの将校によりフランスから持ちさられ

私蔵されていたモネの美しい絵画「積み藁」が、

戦争末期にテキサス出身のアメリカ軍人の手でひそかに米国に持ち帰られ、

この軍人の家の居間に飾られていたという、

なさそうでありそう、ありそうでなさそうな話。


この荒唐無稽の設定を背景に、歴史と伝統の街ロンドンを舞台にして

英国紳士役のコリン・ファースとテキサス娘役のキャメロン・ディアスが

タッグを組んで、策略、作戦意味を持つ原題の「Gambit」通りに、

英国のメディア王役のアラン・リックマンをいっぱい食わせようと

奔走する本作「モネ・ゲーム」


コーエン兄弟が脚本を担当した本作、

コーエン兄弟ならではの風刺、皮肉が随所に散りばめられ、

ひねりの良くきいた、抱腹絶倒の上質な喜劇に仕上げられている。


英国と米国から連想されるステレオタイプの人物像を誇張して

演じてみせるファースとディアスの演技は絶妙であり、

有名な絵画を買いあさる日本人達の誇張された俗悪性

これを上回るリックマンの俗人ぶりなど

米国映画でありながら、あたかも英国映画を見ているかのような

ブラックユーモアが込められた本作に、

映画という文化の奥深さを感じた。





プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ(THE PLACE BEYOND THE PINES)

簡潔で読みやすい英文とそのリリカルな作風が

多くの読者をひきつけたニコラス・スパークス。

このニコラス・スパークスの代表作が、諸般の事情でお互いが別々に歩む人生を

余儀なくされながらも、60年間にわたってかつて一目ぼれしたアリーを愛し続けた

熱い心を持った男ノアとアリーの物語「The Notebook」。

本作を映画化した作品「The Notebook(君に読む物語)

青年時代のノアを実に魅力的に演じていたのが

26歳当時のライアン・ゴズリングだった。


その後「ドライブ」でその才能を大きく開花させたライアン・ゴズリングが、

「ドライブ」で演じたドライバーと同じように一途で薄幸な男の壮絶な

生き様を演じてみせた「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ

THE PLACE BEYOND THE PINES)」。


町から町へと各地でオートバイのスタントショーを演じていたルークが

久しぶりに訪れた場所で、過去にこの地で知り合った女性と再会し、

この女性ロミーナが自分の息子を産み、まだ乳児のジェイソンを

育てていたことを知る。


生活苦からある男性の家に身を寄せ、ウエイトエスの仕事でジェイソンを育てる

ロミーナの境遇を知り、ジェイソンとロミーナを養うため、

ルークはある大きな決断をする。


全身に入れ墨を施し、命知らずのバイクテクニックで疾走する

ルークの姿に観客はその後の人生を心配し、

用意された結末を最後まで信じられない思いで

作品を見続けることとなる。


本作は、ルークそして家族の人生に大きく影響する新人警官、

そして成長した息子ジェイソンの物語でもあり、

全ての人に与えられた命の重さと、

これとは相容れない人生の不平等を深く感じる。