コールラビ
ドイツ語でキャベツの意味を持のkohlと
カブの意味を持つrabiをあわせたコールラビ。
色こそ紫あるいは緑色であるが、カブのように球状に
肥大した茎を持つ独特の形をした世田谷育ちの西洋野菜
コールラビがファーマーズマーケットに置かれていた。
棚には、薄くスライスしてそのままサラダとして
食べても良いと書かれていたが、軽く湯掻いたコールラビは
ほのかに甘みを感じるブロッコリーと良く似た食味の
美味しい野菜であった。
今年もロマネスクが出始めた。
湯掻いても色がそのまま残っている黄色カリフラワー。
収穫したばかりの黄色カリフラワーは
カリフラワー独特の食感が心地よく、
その華やかな色彩は目を楽しませてくれる。
ヤコブへの手紙
毎週日曜日の礼拝に教会を訪れる信者も無く、
フィンランドの片田舎にひっそりと立つ、
星霜を経て雨漏りのする石造りの教会。
この教会から少し離れ、老朽化した屋根を修理することもない
質素な牧師館で、牧師としての信仰生活を送ってきた
老牧師ヤコブ。
両目の視力を失ったヤコブ牧師の生きがいは、
牧師宛に各地から送られるてくる相談や感謝の手紙を
知人に読んでもらい、代筆された牧師の言葉を
返信してもらうことであった。
知人がこの土地を離れたことから、手紙を読み、
そして代筆を頼む相手がいなくなった牧師館に、
刑務所で12年間模範囚として過ごし恩赦を受けたレイラが
急遽送り込まれる。
子供の頃から聖書を読んでもらうことを楽しみにし、
新約聖書の全ての言葉をそらんじていたヤコブ牧師。
ヤコブ牧師を尊敬し、元女囚のレイラがヤコブ牧師と
一緒に住むことを心配する郵便配達人。
ある事件がきっかけで、誰にも心を開かず、自分が世の中に
必要とされていないと思いこんでいるレイラ。
本作の後半、手紙が届かなくなったヤコブ牧師は
「手紙は自分のためだったのだ」とレイラに告白する。
クラウス・ハロ監督自身がインタビューに答えて「ヤコブ牧師は
すごくいい人なんですが、自分の職務のことしか考えられないといった
自己中心的なところもあるんですね。」と言っているように
ヤコブ牧師のそれまでの行動から、ヤコブ牧師の言葉は一瞬
「自分を満足させるため」とも受け取れたが、実はその言葉には
神への深い信仰心が込められており、その心は
殺人を犯したレイラの凍り付いた心を溶かしていった。
本作の邦題名「ヤコブへの手紙」はヤコブ牧師宛の手紙であり、
イエス・キリストの弟子ヤコブが信徒宛に記した新約聖書の
「ヤコブの手紙」では、「兄弟をさばくな」、「誇り高ぶるな」、
「忍耐と祈り」について記されている。
登場人物はヤコブ牧師、レイラ、そして牧師のもとへ手紙を
配達し続けていた郵便配達人の3人だけの本作、
上映時間75分の本作品は光と影、そして北国の静寂な林が
登場人物の心象風景を代弁しているかのような
美しい映画であった。
クラウス・ハロ監督の2009年のフィンランド映画。
ジョン・レノン
天国も地獄もなく、
碧い空だけが広がっている
皆が今日のために一生懸命生きる
世界を。
想像してみよう
国と国の国境は無く、
誰かを殺すことも殺されることもなく、
束縛する宗教もない
皆が平和に生きる世界を。
思い浮かべてみよう
個人の所有物はなく、
貪欲になることも、飢えることもなく、
人間は皆兄弟姉妹として
全てをわかちあう世界を。
ただの夢だと思うかもしれないが、
たった一人の夢ではない、
いつか、あなたにもこの夢の世界に飛び込み、
皆がひとつの世界で生きることを望んでる。
制度としての“階級”が厳然として存在していた1940年10月9日に
さびれた港町リバプールで“労働者階級”の息子として誕生し、
家庭の事情で母の姉に育てられ、18歳で実の母ジュリアを
交通事故で亡くしたジョン・レノン。
1980年12月8日午後23時頃自宅前で銃殺されたジョン・レノンの
今日は31回忌。
人生の節々でジョン・レノンの歌に励まされ、
共に生きてきた。




