「Quand vient l'automne」 <秋が来るとき>
「人生も残り少ないから仲良く過ごしたい。孫にもあいたい。」
この言葉が重要なカギとなる本作は、
監督・脚本共にフランソワ・オゾンの2024年の作品。
「誰にでもやり直すチャンスはある。」
生きている間は、最後までやり直すことが出来なかったが、
会えなくなってから、(やり直し)ができた母と子。
人生をやり直すことができた、母の親友の息子。
特筆すべきはパリから離れたブルゴーニュの秋の森の美しさ。
自然豊かなこのブルゴーニュで一人で暮す80歳のミッシェル。
オゾン監督の2002年の作品『8人の女たち』での若々しく活発な
姿が印象に残る、リュディヴィーヌ・サニエが、母を<憎む>娘役。
オゾン作品常連の彼女が、監督の意図する母と娘の感情の機微を
巧みに演じている。
辛酸を舐めつくして生きてきたこれまでの人生。
やっと手に入れた心豊かな日々。
残り少ないミッシェルの人生を、悔いのないように生きる夢を
オゾン監督はかなえてくれる。
二子玉川 どんど焼き
暖かな冬の日差しに恵まれた今日1月18日、二子玉川の兵庫島から
多摩川河原を徒歩で15分ほど上流に歩いた「きぬたまあそび村」緑地で
毎年恒例のどんど焼きが行われました。
今年で37回目となる、地元の世田谷区鎌田南睦会主催のこの
どんど焼き、この地域でしばらく吹き荒れた強風の中約50人の
ボランティアの共同作業で櫓が組み立てられたそうです。
お正月飾りのお焚き上げと、以前は成人式と連動した
神事の意味を持つこの行事。櫓の前には,神酒、スルメ、昆布、
米、塩、地元野菜などが飾られ、以前は参加者全員にお神酒あるいは
甘酒が配られました。
全員で、今年1年の無事息災を祈り、二礼二拍手一礼の後、
点火されました。
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Selsdon Park Hotel ロンドン郊外の歴史遺産
ロンドン中心部から南東に約21kmの郊外、ロンドンからの通勤圏に、落ち着いた街セントメリークレーがあります。
東京で言うと、多摩川を渡った日吉あたりでしょうか。
閑静なこの街に、1877年にロンドンで設立され、旧大英帝国の国々は勿論、東南アジア等でも幅広く事業を展開していたCoates Brothersの研究所がありました。
この研究所に入って初めて感じたのは室内の照明の暗さでした。ロンドン近郊のこの研究所、ロンドン文化の影響で、全体照明は必要最小限に抑えられ、特に間接照明だけが灯された図書室は非常にうす暗く、窓から差し込む日の光が頼りです。
その原因を考えたとき思ったのは、冬でも晴れている日はサングラスが必需の欧米人と、スキー場は別として、冬はあまりサングラスをかけない日本人との、光に対する網膜の敏感さです。
更に、英国では発電源としての安価な石炭使用は全廃していますが、日本は未だに使い続けています。
更に風力発電量を年々増加させている英国とほぼ横並びの我が国。
同じ人類ですが、細かく見ると、子供のころから育ってきた周囲の環境が異なり、相互理解にはそれぞれの文化を知ることの重要性が身に沁みます。
途中説明が長くなりましたが、この研究所で開催した会議に出席した時に宿泊したのが、研究所が手配してくれた、Selsdon Park Hotel。Parkは一般に言われる公園と共に、地方の大邸宅を囲む大庭園も意味します。天井が高く広々としたダイニングルーム。朝霧に覆われる、ゴルフ場を併設する広々とした庭園は、お城ならではでした。
この素晴らしいホテルが、英国の経済状況の影響もあり、経営不振で現在競売に駆けられているようです。
将来に残してもほしいものです.
ロンドン近郊の古城ホテル思い出でした。

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