初の林道探索から約1か月後の2025年07月12日に2度目の探索に出かけました。今回のポストはその時の備忘録です。
Ride.02 猿ケ馬場線 + 四阿屋線 Date:2025/07/12
青線:林道 黄色線:ダート
02-1 猿ケ馬場(さるがばば)線
千曲市八幡から 猿ケ馬場線 で聖湖までのぼります。この林道は “善光寺街道” と呼ばれる古の街道で、松尾芭蕉も善光寺を訪れた際に通った道とのこと。全線舗装されている平均勾配11度の林道です。
国道403号線から外れたところにある高速道路の高架下がその入り口。ここから林間をひたすらのぼります。平坦区間などはなく淡々と平均勾配11%をひたすらに。
平均勾配は別にして、この猿ケ馬場線は走って気持ちがいい林道だと感じます。途中には古の街道の名残がのこっているので、それらを見ながらノンビリと進みます。
これがグラベル道なら最高なのですが…
火打石茶屋跡
ここから姨捨SA方面に林道が伸びているのを確認できるので、次回はこちらの林道探索も予定しています。
聖湖側の入り口
全線舗装されていますし、外気温が 30℃越えでもほぼ全線が林間なので涼しい。勾配がもう少し緩やかでダートだったら最高の林道でしたが、それはそれです。
古峠より
聖湖を通過して一本松峠方面に下り古峠から麻績村に降ります。猿ケ馬場線をノンビリ走り過ぎたために、時間が予定よりも経過していましたが、麻績村のコンビニまで少々迂回して補給休憩をしてから、メインイベントの四阿屋線の入り口に向かいます。
02-2 四阿屋(あずまや)線
筑北村から青木峠トンネル手前までの約18kmの林道で、最初と最後がダートで、中間区間は舗装路がメインとなっています。筑北村坂井の入り口には獣対策のゲートがあり、自分で開けて林道に入ります(きちんと閉めることを忘れずに!)。
少しの間の舗装道を上り切るとその先はダートが待っています。
地道に標高を上げつつ進むこちらの林道では気持ちのいいダートを楽しめました。眺望は必ずしもいいとは言えませんが、色々と雰囲気が変わり飽きのこない楽しい林道…という印象です。
落ち葉が硬く敷き詰められたかのような路面は走っていても心地が良い
迫力のある切り通し
上りが終わりに近づく頃にダートも終わりになり、青柳城址公園に辿り着きます。ここにもゲートがあり入り口同様に自分で開けて通り抜けます。
奥が林道の方向
この先は全線舗装路で、2つのHCをこなして青木峠の終点まで進みます。途中に東山展望台と丸山展望台の2つの展望台があり、ここで眺望を楽しむことも可能です。当日は猛暑日だったがゆえに、たとえ標高1,000m越えの場所とはいえ暑くそんな気も起きませんでしたが、もう少し気温が落ち着いた季節になったら、きっとここで美味しいホットコーヒーが飲めのではないかと思います。
丸山展望台より
今回はコンビニで調達した缶コーヒーで我慢…
この丸山展望台を過ぎると終点の青木峠までは下りがメインとなります。ダートの状況としては激しいガレ場などはありませんが、所々にそこそこ大きい石が転がっていたりするので、気を抜かぬように。
青木峠側の出口
これにて当日のメインイベントは終了となり、舗装道路利用で青木村から上田市と進み、上田市からは千曲川サイクリングロード(CCR)経由で長野市まで帰りますが、この区間でDHバーのポジション確認&調整を行います。このCCR区間では、ほぼ全線に渡って若干のヘッドウィンドでしたが、こういう状況がDHバーの恩恵を受けるに最適な状況といえます。通常のMTBポジションとは明らかな違いを体感できます。パワー的にも楽ですし、巡航速度も上がります。重量的には500g少々の増加にはなってしまいますが、それ以上の恩恵を享受できるパーツだと実感しています。とは言え、MTBで長距離を走るということを目的としている人に限定されるメリットだと思うので、そうでない方にはデメリットでしかありません。その辺の評価は自己判断でお願いいたします。
ということで、林道探索2回目は、総走行距離:116.78km 獲得標高:1,605m な内容で終わりました。できることならもう少し近場に林道はないかな?ということで、次回はそういう林道を探索する予定でいます。