シリンダーヘッドプロテクター(中華製) | Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る)

シリンダーヘッドプロテクター(純正エンジンガード用)のインストールで、車輛防御力UPを図る…今日のポストはそんな内容の整備的備忘録。

 

 

アドベンチャーバイクに分類されるバイクには、エンジンガードが標準装備されているものが多いと思う。我がシヴァ(R1250GS Adventure)もそうだ。

 

 

横にシリンダーヘッドが張り出しているがゆえに、転倒時には漏れなく地面と接触する。このバイクがオフロードを走ることを想定して設計されていることもあり、エンジンガードの標準装備は当然と言えば当然だ。だが、オフロードを走らない私のような “ツーリングバイク” として所有しているライダーにとっても価値ある装備だと思っている。なにせ、MAX300kg近くにもなる車体だ、立ちごけの危険性は他のバイクに比べて格段に大きいからだ。

 

そんなハードな使い方はしないが、このエンジンガードに関して少々の不安を感じる点があった。それは、スリップダウンして道路を滑走した場合などはガードしてくれると思うが、その最中に何か突起物があった場合とか、立ちゴケした際に、シリンダーヘッドの位置にこのエンジンガードでカバーできる大きさよりも小さな岩などがあった場合など、直接的なシリンダーヘッドへの接触がおこり損傷につながるのではないか…と。

 

上記の理由から、上述のシリンダーヘッドプロテクターを入手した訳だ。有名メーカー品も検討したが、今回は中華製品にした。認識が間違っているかもしれないが、個人的にこのパーツの必要条件は “強度がある” ということのみで、 モノ自体は曲げ加工された“ただの鉄板” だろうという認識だ。その製品の価格といえば、有名メーカー品が50,000円程するのに対して、中華品は1/10以下の3,000円程だ。ダメだったら買い換えてもお財布事情には影響のない金額であったというのもその理由の一つ。で、届いた製品を見たところ「これで充分だろ」という印象。

 

 

有名メーカー品は、その厚みが4mmとあった。それに対してこの中華品は2.4mm。この1.6mmの差が計算上でどういった差をもたらすのかは工学系ではない私にはまったく分からないが、2.4mm厚のアルミプレートでも十分なのでは?と思える印象だ。

 

 

まあ、細部を見たら色々と意見があるとおもう。だが、個人的な印象で言えば、以前の中華品と比べると “まだマシな方” という印象を受けた。価格面を加味した際には “許容範囲内” な品質だと思う。送料込みで約3,000円なのだから。

 

 

逆の見方をすると、有名メーカー品が50,000円もする理由が何なのか?それに値する特殊な素材と製法を用いた製品なのか?と、ネガティブな印象を持ってしまうのは私だけだろうか。

 

 

いざというときに役に立ってくれることを期待しつつ、そういう場面にならない方がいいと願いつつ、後日インストール作業を行うつもりだ。