いま使用しているサイクルジャージが、さすがにもう限界に近づいてきているので、新しいジャージを作ろうと思い立ち、いまデザインを考えているところだ。2025年はロードバイク復帰の年にすると決めたし、それを後押しする意味合いもある。
現在は、2019年にSUNVOLT社で作成したセパレートワンピを使用している。ツール・ド・おきなわにエントリーする為に作成したのだが、もう6年も経つのか…と時が経つ早さに驚きを隠せないでいる。そんなことはさておき、デザインを考える前に今回はどのメーカーで作ろうか?を考えなければならない。とはいえ、選択肢は前回同様「SUNVOLT」か、初めて仲間内でジャージを作ったときの「WAVE ONE」かのどちらかになるだろう。
ともに作成したことのある2社だが、どちらも製品的には全く問題なく “快適な使用感” を享受できるので、それ以外の要因での選考ということになるが、その点においては少々の違いがある。
注文可能枚数
SUNVOLT:3着~
WAVE ONE:3着~(海外生産のZEE LINEは5着~)
色見本(実際の生地にメインとなる色が各種印刷されたもの)
SUNVOLT:なし(2019年の作成時は対応してくれなかった)
WAVE ONE:あり(無料)
試着サンプル
SUNVOLT:あり(有料:2,200円/1回 返却送料も負担)
WAVE ONE:あり(無料 返却送料は負担)
先行プリント(実際の生地に印刷された生産前の本物をチェックできるサービス)
SUNVOLT:あり(有料:3,300円(税込))
WAVE ONE:あり(無料)*ZEE LINEはサービス対象外
どのグレードの製品を選ぶのかによって価格は当然変わってくるが、どれを選んだとしても変わらないものとしては上記のような項目がある。その中で違いがあるものは?と見ると3点ほどあり、それを抜き出すと下記のようになる。
SUNVOLT
・色見本 → 無
・試着サンプル → 有料(2,200円/1回 返却送料負担あり)
・先行プリント → 有料(3,300円)
*実際の生地に印刷したときの色の確認は、先行プリント(有料)を依頼するしかない。
WAVE ONE
・色見本 → 有(無料)*生地に50色程度が印刷されたものが3枚届いた。
・試着サンプル → 無料(返却送料負担あり)
・先行プリント → 無料
と、SUNVOLT社の方が、余計なコストが必要となる感じだ(さすが “大阪商人” とでもいうところか…)。私の場合、SUNVOTLユーザーなのでサイズ確認が必要ないため試着サンプルのコストは不要となるので問題ないが、色の確認のために3,300円支払わなければならないのはちょっとなぁ…といったところ。いま使ってるジャージも、濃紺(藍色)指定でオーダーしたのだが、生地に印刷されると色合いが微妙にかわり、ちょっと紫がかった色で仕上がってきて、ギリ許容範囲内ではあったものの思っていた色ではなく少々残念だった思いがある。
上記のような違いがあり、何を優先するかによって作成依頼先は各々で変わってくるだろう。私の場合は、一人で作るので発注最小単位数が少ないところであること、総費用が安く作れるところが決定要件となり、その要件で選定するとSUNVOLT社となる。
フルオーダー最小発注枚数の3枚で発注すると、SUNVOLTのTEAM(ミドルグレード/旧COMP)なら 22,000円/1枚(発注枚数:3-4枚) なので、WAVE ONEよりも安く上がる。PRO(ハイエンド)までは要らないし、STANDARD(エントリーグレード)のものはいま使用してるが、やはり着心地が上位グレードのモノと格段に違う。ちなみに、WAVE ONEの方は、スピードデュアルスーツ(ハイエンド)とZ SPEED DUALSUIT(エントリーグレード)の2タイプあり、スピードデュアルスーツ(ハイエンド)は 26,400円/1枚で3枚から発注可能で、Z SPEED DUALSUIT(エントリーグレード)は 19,800円/1枚だが最小発注枚数は5着となっている。
サイズも分かるし、色見本も必要ないとなれば、総額で10,000円以上の違いが出てくる。ということで、今回もSUNVOLT社に発注先を決めた。
次は、デザイン作業に進むわけだが、既にザックリとした方向性は持っているので、メーカーHPからDLしたテンプレートに Inkscape でデザインを起こしていく。
もうレースに出る訳ではないので、どちらかというと “Simple & Cool” で。使用する色については、基本的に日本の伝統色(和色)を使おうと思っている。大好きな 勝色(かついろ)をベースに、差し色として 深紅(しんく)を使う。色以外でも “日本” を意識したものを使おうと思っている。ザックリとしたものは作ったので、これから各部詰めの作業に入るが、ここからが少し時間のかかるところだ。