TREK Supercaliberが我が家にやって来た | Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る)

TREKのXCレーサーである Supercaliber をショップから引き取り、自宅に持ち帰って来た(が、家族な人は私がMTBを増車したという事実をまだ知らない…さてどうなることか?)。

 

持ち帰って来たとは言え、ロードバイクを収納している自作サイクルラックに収まらないことが分かってからの数日間は車住まいをして貰っていたが、いつまでもそうしておく訳にもいかないし、何より車に仕事の荷物が積めなくて支障が出て来たので、雨な週末&家族な人が仕事で不在中に、Supercaliberの居場所を自宅内に作ることにした…っていうのが、今日の備忘録的ポストの内容です。

 

 

 

 

 

サイクルラックに収めなければならない…

自転車をやる(やらせて貰っている)上で、無条件に守らなければならない家内ルールがある。その筆頭にあるのは "無事に帰って来ること" で、これが何を差し置いても守らなければならないルール…と言うか義務だ。その他諸々のルールの中の1つに "自転車用品(車両含み)はサイクルラックに収まる量に限る" と言うものがある。つまりは、サイクルラックに収納出来る範囲での購入は許されるものの、買ったは良いがラックに収まらないからと言って、ラック外に保管することは "無条件に一切" 許されない。

 

 

これが私に許された趣味品収納スペース

 

 

週頭に一度持ち帰って来てラックに収まるかどうかを確認したところ、100%入らないことが分かった(ヤバい…)。MTBって想像以上にデカかった。でも、何が何でも納めなければならない!収める為にはどうしたら良い?高さに関してはフロントタイヤを外して収納するしか方法はない。横幅(奥行)は広過ぎるハンドルを何とかしなきゃ到底無理なので、ステムを都度緩めてハンドルのみを左右のどちらかに切っておくことで対処するという計画を立て、必要物品の調達を(仕事中に)行う。

 

 

購入物品は…

フロントホイールを外して立て掛ける為に、フォークで固定しておける様にしなければならない。車載用スタンド(スルーアクスル用)的なものが既製品として販売されているけれども、価格は色々あれど既製品を購入するのが何となく馬鹿々々しい感じがした。自作出来るでしょ?この程度のモノだったらと(自作レベルでも充分な用途だし)。塩ビ管を板に取付けて、そこにスルーアクスルシャフトを差し込んでしまえば、こと足りるだろ…と単純な構造をイメージして資材店へ行き、購入したのは以下の資材。合計740円(税込)。

 

 ・ 1×4材 1枚(半端材コーナーにあった)  200円

 ・ 塩ビ管 内径16mm×25cmのカット品   168円

 ・ ステンレスサドルバンド 2個            96円(48円×2個)

 ・ 固定用の木ネジ                 158円

 ・ なみ釘                       118円

 

 

 

 

 

 

 

作成行程

まずは1×4材をカットして必要な大きさの板(200×300mm)を作り上げる。一枚ものの板があればそれで事足りるけれど、今回は端材コーナーに適当なモノがなかったので、1×4材をなみ釘で繋ぎ合わせて板状にした。

 

 

 

なみ釘を今回初めて使用したけれども、めっちゃ難しい。1×4材が硬かったのか?自分の技術がなかったのか?(ほぼコッチだろう)綺麗に打ち込めない。最後の一つが綺麗に打ち込めたのがせめてもの救いだった。その他の11個は…全くもってキレイじゃない…。

 

 

 

 

見た目はともかく、とりあえずベースとなる板は出来上がったので、これをサイクルラックの側面に取付けるのが、次の作業。ここは金具は使わずに手間を省き4mm幅のタイラップで。

 

 

( 表面 )

 

 

この板に固定用のフック類を固定するので、位置は大丈夫かどうかを実際に Emonda と Supercaliber を立てて確認した後に、タイラップを通す穴を電動ドリルで開けてタイラップ固定。

 

 

( 裏面 )

 

 

固定が終わったら最終工程。105mmに切断した塩ビ管をステンレスサドルバンドで別途用意した幅100mm×厚さ10mm程の板にネジ止めして、それをベース板に固定する。今回はステンレスサドルバンドを固定する木ネジ1本で全てを共締めした。ステンレスサドルバンドは塩ビ管を固定するU字の固定金具だが、規格があるみたいなので合うものを。

 

塩ビ管の内径は16mmのものを用意したのはスルーアクスルが15mm径だからで、長さが105mmなのはBOOST規格でハブ幅が110mmなので、それよりも若干短めにして干渉を避けた。あと、塩ビ管をじかにベース板に固定してしまうとフロントフォークが干渉して取り付け出来ないので、干渉しない程度に浮かせる必要があるので、その点は要注意が必要。

 

 

 

 

見た目はともかく、用途的にはコレで充分。これでめでたく Supercaliber もサイクルラックに収めることに成功する。持ち帰ってすぐに家外に放り出される事態は回避できたことに一安心。

 

 

 

 

この作業と一緒に、サイクルラックの整理整頓も行い、何となくスッキリ感がでた。ロードのフックもとりあえずタイラップで固定していたものをベース板にネジ固定。

 

 

 

 

車内積載用のスタンドも、この要領で作成したら激安でしかも思い通りの寸法で作成出来る。あくまでも見た目は気にしない人向けではあるけれども…