TREKブレンダーシステムにGoProとVOLT400を搭載する方法 ① | Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る)

以前、ポストした GoPro HERO8の搭載方法の解決策 の続編ですが、結論から言うと 再考の必要性あり です。そこに至った経緯を備忘録としてポストしておこうと言うのが、今回の内容です。

 

 

 

 

 

 

下記の構成がベストかな?と思ってやり始めたのですが、いざやってみると少々思っていたのと違った結果が待っていました。やはり、実際にやってみないと分からないものですね…。

 

 

 

 

 

■ 使用パーツ

スタート時点での配置に関しては、上記画像の通りです。

以下、使用したパーツについて。

 

サイコンマウント

TREK純正ブレンダーシステムのサイコンマウントの代わりに レックマウント社製 GP変換アダプター タイプ HED1 ガーミン用(品番:GP-HED1-GM) を使用します。

 

レックマウント社 HP より


GP変換アダプターは3種類あって、今回はHED1を選択しました(他の2種類に関しては下記画像を参照下さい)。HED1は上下方向に約10mmのオフセットが付いていますが、HED2および3に関してはストレートな形状をしています。

 

レックマウント社 HP より

 

個人的にサイコンディスプレイはハンドル上面とツライチに合わせたい派なので、オフセットが付いていないとそれが出来ない…と言うのがHED1を選んだ理由の一つです。

 

 

ライトアダプター

この GP変換アダプター タイプHED1 の下部に キャットアイ社製 VOLT400 を搭載する訳ですが、出来る限りライトを高い位置(変換アダプターに近い位置)に設置したかった。その理由としては、GoPro HERO8 を VOLT400 の下後方に設置するので、あまり下に設置してしまうと邪魔になるし、そうなると GoPro HERO8 の設置位置ももっと下にしないといけないから。その観点でホームページを探しているとおあつらえ向きなモノがありました。

 

 

レックマウント社 HP より

 

変換アダプター下部にほぼベタ付け出来る。ライト照射角度を調整出来るスペーサーが3種類(8度/10度/12度)付属しているので、これ一択かなと。

 

 

■ 取付け行程

まず先に上記2パーツを手配して、どの様になるのかを検証することにします。この後で GoPro HERO8 を載せていくのですが、その様な情報がインターネット上で探せなかったので、これらのパーツを組込んんだ後で、どの様に GoPro HERO8 を載せていくかを現物合わせで検討していくしかありません。

 

発注後数日でこれらのパーツが到着。早速組み込んでVOLT400を取付けてみましたが、あらどうでしょう…取付出来ないではありませんか…(苦笑)

 

 

VOLT400のバッテリー後端が変換アダプターと干渉して(上画像の赤丸部分)、ロック位置まで差し込み出来ません…。正確に言うと、強引に押し込めば入りますが、スライドレールの遊びの許容範囲MAXまで使っている感が満載で、継続的な使用では破損しそうな雰囲気なので、ここは無理は禁物。対応策を検討します。

 

 

要は干渉しない程度にオフセットさせれば良いだけの話しなので、変換アダプターと台座の間にスペーサーを入れて対処することにしました。スペーサーは製品としては無いのでDIYします。

 

 

5mm厚のゴム板でスペーサーを作成しました。作業内容としては超簡単で、DIYしたスペーサーをはじめとするライトアダプターパーツ類は変換アダプターにボルト1本で固定されるので回転抑制の為の凸部があります。なので、形を切り出したゴム板に、ボルト固定用および凸部用にドリルで2つの穴を開けるだけ…です。

 

そうして出来たスペーサーをかませてライトアダプターを組付けます。その際、ライトアダプターに付属されていたボルトは短くて使用出来ないので、長いボルトを用意しておく必要があります。付属のボルトは "ネジ部分" の長さが 5mm ありましたので、M4×12mm(ネジ部の長さ 9mm でした)を用意しましたが、長さ的に問題なしでした。

 

 

この状態でVOLT400を取付しましたが、干渉はありません(良かった… 実は少々不安でした…)。それを確認した上で、組付けされた変換アダプターをTREKブレンダーシステムのベースに取付けしてみます。これがなんとも、めっちゃギリギリ…逆を言えば超フィットした状態で収まってくれています。

 

 

バッテリー後端がベースに干渉してるように見えますが、ピッタピタな状態で固定されています。この状態を見て、胸を撫で下ろしたのは言うまでもありませんが、問題はその後です…

 

VOLT400がついて、さて次はGoProだなーとブレンダー下部にGoProをとりあえず取付けしてみると…今度はGoProがVOLT400のバッテリー後端と干渉して真正面を向かない…と言うことが判明します…。

 

延長アダプターでGoPro設置位置をもう少し下げるか…

 

そう思って距離を測っている時にフッと思った…この位置にGoProを設置したらどんな風に映るんだろーかと。GoProの電源入れて画面を確認したら、ライトがモロ映りでちょっと…いやかなり気になる。この位置もダメか…。

 

 

■ 取付け位置の再検討

と言うことで、当初の設置位置案は破棄決定。別案をその場でゴソゴソやりながら検討することになります。とは言えども、選択肢はそう多くはなく数分の後にはほぼ決まった。それがコレ。

 

 

GoProとVOLT400の位置を入れ替えたってだけですけど…

変換アダプター下部には、下記のアダプターを MERIDA REACTO から移植して取り付けて、GoProをぶら下げます。

 

 

VOLT400は位置が高過ぎてGoProの真後ろに設置されてしまう為に、延長アダプターを使って取付位置を下げる必要が出てきます。その引き下げ距離は約20~25mm。製品としては35mmが最短なのでそれを手配します。安価なプラスチック製のモノも販売されていましたが、破損等々の事例が散見されたので、現時点で約1000円の差額をケチって後にライトをぶっ飛ばして紛失 or 破損による買換えなんてコストを負いたくなかったので、安心のレックマウント製品(アルミ製)を。

 

 

 

こんな位置関係で設置出来ればスマートに収まるのかな?と思っています…が、延長アダプターが届いて組上げ完了するまでは何が起こるか分からないな…という心情です。さてさて、どうなることやら…

 

と、こんな感じで試行錯誤の末にとりあえずの形が見えて来たって感じで、残すは延長アダプターが到着次第のVOLT400取付けだけです。見た感じ、この作業での方向転換は発生しないだろうと思いますが、終わって見ないと分からない。到着&作業しだい追って備忘録の完結としてポストしようと思います。

 

 

おまけ

先述の変換アダプターHED1を選んだ理由で "個人的にサイコンディスプレイはハンドル上面とツライチが好みなので" と書きましたが、実際にはどうだったのかを最後に載せて締めたいと思います。

 

 

こんな感じに、私個人の好み通りの設置になっております。

 

【 仕様 】

 ・ Bontrager Aeolus RSL VR-C Handlerbar / stem

 ・ Blendr Duo Base

 ・ REC-MOUNTS GP変換アダプター HED1(Highモード)

 ・ Garmin 520J