チェーンオイルは手軽に試せる "重要ケミカル" だと思っています。駆動系の抵抗はバカにならない…というデータも出ているので、例え製品差に関しての違いが分かる専門家の如く…ではなかったとしても、何となく感覚で好きか嫌いかが分かれてくる。
そんな事をチェーンオイルに対して考えるようになってから、現在はWAKO's(3種類)、GROWTAC、Squirtの5種類の製品を試しているところ。今日はその中の1つ GROWTAC社製 GT-OIL について、しかもいくつかの評価要素のなかの "汚れ方" についてのみ の投稿です。
GT-OIL / GROWTAC社
ローラーは、GROWTAC社のGTローラーを使用しています。そのGROWTAC社からチェーンオイルが出ていると知って試さずにはいられなくて購入していたものを、やっと使い始めた。このメーカーさんは何となくではあるけれども "良い製品を作る" って感じを受けていたので、その存在を知ってとりあえず手元に置いておくかと購入したものの、つい先日まで工具箱の中で熟成させていた(製品は使ってなんぼなのに…)。
製品の概要に関しては、GROWTAC社のホームページを参照頂いた方が良いと思いますので、貼っておきます。
さて、このGT-OILで良いなと思った点は ①粘度を調整出来る、②人力に最適化された油膜強度 ってところ。専門家でもないし、ましてや違いの分かる男でもないので、これらが本当に私がメリットとして活用出来るのかどうかはちょっと端に置いておくとして、粘度調整に関しては興味があるので試してみたいと思っています。まだ高粘度の「GT-OIL HARD」を購入していないので追々って感じですが。
GT-OILは汚れ易い?
今回の内容は、冒頭に書いた通り "汚れ" に関してのことのみです(その他の要素に関しては、ハッキリ言ってよく分からんので…)。チェーンオイルに求める要素としては "潤滑性能" がやはり優先順位的には上位に来ます。潤滑による抵抗削減がチェーンオイルの主たる目的なので当然と言えば当然ですが、それらの次に来る要素としては "汚れ具合" って方も意外と多いのではないでしょうか。私はそうです。
その "汚れ具合" のポイントでは、Squirtを早く試してみたいと思っているのですが、脱脂等々の作業が必要なので、チェーン交換時に試そうかと思っています。そう言った事情で先にGT-OILを試しているのですが、現時点でのGT-OILの汚れ具合にかんしての印象としては…
めっちゃ汚れ易い って感じます。
実際にチェーン洗浄してから約200km走行時点でのスプロケット&チェーンの汚れ具合は下記の通り(走行状況としては、ドライなサイクリングロードがメインで、50km程が交通量のそこそこある国道)です。
洗浄直後(出発前)
約200km走行後 ① (未洗車)
約200km走行後 ② (未洗車)
チェーンオイル塗布方法は、各リンク部分にボトルから直接1滴垂らした後に、クランクを逆回転させて馴染ませ、そのまま一晩放置。出発前に余分なチェーンオイルを拭き取る意味合いで、不織布ペーパータオルで軽く拭き取り作業を行い出発って感じ。
上記は、土日総計約200km走行後の状態ですが、WAKO's社製チェーンオイル3種類(チェーンルブ缶タイプ、チェーンルブリキッド スピード、同パワー)と比べると、汚れ具合は酷い…という印象です。Squirtはまだ試していないので分かりませんが、WAKO's製品は3枚目の写真の様に真っ黒な汚れは着いた記憶が無い。
いつもはその都度簡単な拭き取り作業はしているのですが、土曜日走行後と日曜日とでは、然程汚れ具合に違いはなく、土曜日走行後でも画像でご覧頂いたくらいの汚れ具合。あくまでも個人的な意見ですが、潤滑性能の話しを抜きにしたとしたら、きっとこのチェーンオイルは使わないな…と思うレベル。
まとめ
汚れに関しては、上記の様な途中経過ですが、それよりも重要視すべきは "潤滑性能" です。そしてまだ200km程度の使用なので、まだ何とも言えない感じ。ゆえにもう少し使用経験を積んでからの評価で決める…って流れになりますが、先にも言いました通りで、私は「違いの分かる男」ではありませんので、残りの製品と使い比べてみて、余程の性能差が感じられなければ、きっと "熟成棚行き" になるのかな…という感じがします。