正直なところ、わたしはビックプーリーの導入メリットを体感出来るほどの器ではない。インストールしました!メッチャ回転抵抗の軽減効果が分かって、このパーツはスゴイ!なんてコメントを見るとどちらかと言うと冷やかな目でもって「本当に分かってるのか…?」と勘ぐってしまう(そんな小さな)人間です。だからと言って、ビックプーリーの効果は全くないと思っている訳ではなく、理論上では納得している訳です。メーカーが主張している効果というモノを(全部ではないけれども)。
ホイールを交換した時の体感出来る効果とは違い、知らず知らずのうちに得られる(得られている)効果というモノもあるだろう。きっとビックプーリーのそれはこの類のモノではないか…と。この前と同じコースを大体同じ時間で走り切ってるけど、今日は何か知らんけど前に比べたら少し余力が残ってるかな?的な。
自転車パーツの導入基準なんてそんな感じで良いような気がする。自転車での "速さ" なんて結局はエンジン(サイクリスト)がその要素の大部分を占めていると思っているし、今まで足元にも及ばなかった相手に、パーツを交換したことで勝てるようになる訳がない。じゃあ、トップサイクリスト以外はパーツ交換なんかする必要ないのか?と言えばそれは違う。少なくとも私に関して言えば、見た目とか所有することが目的のパーツ交換には興味がない。でも、個人的に検討して、いま使ってるものよりも"効果が期待できるパーツかな?"と思ったなら交換してみようかな…という感じ。
で、このビックプーリーに関していえば、ぶっちゃけ乗ってすぐその効果を体感出来ていないの確かなところだけれども、その効果に関しては理論的には納得出来るものだったので導入を決めた訳で、少しでも駆動抵抗が軽減される(可能性がある)のであれば、その価値はあるのかなと。
あとは、願わくばその効果がわかる自分になりたいな…ということが課題としてはあるけれども、それはそれで…。