GT-Roller F3.2のメンテナンス | Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る)

毎週月曜日は休息日にしているので、祝日とは言え月曜日なので "お休み" にする。休息日なのでローラーは回さなかったけれど、夜に筋トレはした。

 

 

そんな昨日は、2018年1月から丸3年使っているローラー台 GROWTAC GT-Roller F3.2 をメンテナンスすることにした。3年間でメンテナンス的なことをした記憶が全く無い。フロント固定でバイクが振れる構造をしているこのGROWTAC GT-Roller F3.2ですが、昨年中頃から、モーションコントローラー(振れる機構部分)付近からギシギシといった音(金属音ではないので、おそらくエラストマーがオイル切れを起こしているのかな?と推測)がしていたので、今回はその音の解消を目的の一つとして、その部分のメンテナンスです。

 

 

 

 

GT-Roller F3.2のメンテナンス

取扱説明書に記載されているメンテナンス方法は、次の2カ所のグリスアップ。

 ① シャフト

 ② MC(モーションコントローラー)内部

取り外し方や内部構造に関しては、取扱説明書の記載されているのでそれを元に作業をします。

 

GROWTAC HP より

 

構造としては、結構単純なので作業的には簡単な部類に入ると思われるけれども、シャフト下部にあるスプリングにチョットだけ注意が必要かな?と作業前の確認。このスプリングでエラストマーやスペーサー類をモーションコントローラーに押し付けているんだろうな。そうだとしたら、モーションコントローラーを取り外したと同時に、スプリングに押し出される形で飛び出てくるのではないか?その辺が注意点かなと思ったところ。最上部に2つあるスペーサーがビヨォーンっと吹っ飛んでいかない様に…。

 

 

ちなみに、これがモーションコントローラー内部に収められている部品の全て。古いグリスが残っているのでそれを綺麗に洗浄して、再グリスアップして元に戻す作業。

 

 

① #5のヘックスレンチでボルト2本を緩める。

緩めるのは画像のヘックスレンチが差し込まれているボルトとそのすぐ上にある2本(一番上にあるボルトは緩めちゃダメなボルトらしいので注意)。キツく締められているけれども問題なく緩めることが出来る。

 

② モーションコントローラー上部を抜き取る。

下の方から伸びて来ているシャフトに刺さり込んでいる形で固定されているので、それを引き抜く(簡単に取れる)。その際、作業前に注意していた "最下部のスプリングでビヨーン…" は無かった(そんなに強いスプリングではなかったからか)。

 

③ スペーサーやエラストマー等を取り外す。

取扱説明書にはモーションコントローラーとシャフトが結合しているように記載されていたので、シャフトを引き抜いてそれと一緒にパーツが取れるて来るもんだと思っていたらそうではなくて、シャフトは下部で固定されていて抜けるどころではない。なので、摘まみ出すしか方法は無いのだが狭くて指も入り込む余裕がない。仕方ないので、手で取れる2つのスペーサーは取り外し、エラストマー以下のパーツは本体をひっくり返して揺すると抜け落ちる…的な取り外し方をした(もうちょっとスマートな方法があるはず?)。

 

④ 洗浄&グリスアップ

全部取り外しが出来たなら、外したパーツと筒内部等の古いグリスを拭き取り、新しいグリス(シリコン系グリス指定)を塗布して、元通りに戻す。

 

以上が、メンテナンスの内容。とくに注意するところはなく、モーションコントローラー上部に差し込まれるシャフト部分のグリスを綺麗に拭き取ることくらいか?(ボルトで締め付けて固定しているので、安全性確保のためには必須)

 

その後、試し乗りして効果を確認したところ、見事に音は消えていた。やはり潤滑不足によるエラストマーと筒内側もしくはシャフトとの擦れあいが音鳴りの原因だったと思われます。

 

そんなに頻繁にする必要はないと思われますが、年一くらいはやっておこうかな…ってな感じですかね。