納車前の再組上げ作業でどうせ "全バラ" にされるなら、その段階でコーティングをやってしまった方が楽じゃないかな?と言うことで、ショップ入荷の連絡を受けたその夕方にフレームのみを引き取り、自宅でコーティングを施工した(これから、ヨロシクね!と言う挨拶も兼ねて丁寧に気持ちを込めて)。
己の写真撮影技術のなさが仇となり、実際のこの艶感が写し出されていませんが、メッチャ艶々。昨年までメインで乗っていた MERIDA REACTO 8000E は マットブラック で、グロス塗装のこの艶感とは無縁のバイクだったがゆえに、余計に堪らなく綺麗に感じます。
WAKO'S バリアスコート
ショップで施工して貰う "本格的な" ガラスコーティングとは違いますが、それよりはお手軽感があり(自分で定期的に出来る)、かつその出来栄えはニトリ級(お値段&お手軽感以上)な WAKO'S バリアスコート が登場。 REACTOでも使っていましたが、やはりグロス塗装のバイクに使用した方が施工後の見た目から来る満足感は段違いに良い。
施工後(完全乾燥後)のフレームを撫でる。氷上を滑るスケートが如く、抵抗感を感じることなく指先がフレームの上を "滑る" この感覚。これがまた堪らなく気持ちが良い(だから、意味もなく撫でてしまう)。この効果は、施工後約2カ月程持続するらしいし、フレームに直接軽くスプレーもしくは付属のクロスにスプレーして拭き上げるだけという使用方法の簡便さも一般ユーザーにはありがたい(洗車の "ついでに" 施行が出来てしまう)。
バイクを常に綺麗な状態に維持することは、個人的な必須項目。ロードトレーニングに出掛ける度に洗車するのが本来ならばBESTなのだろうけれども、なかなかそうも行かない。でも、チェーンのオイル汚れが酷いバイクとか、前後ディレーラーやブレーキ周りに土埃がこびり付いていたり、フレームが泥跳ねで汚れているバイクなどを見ると(それがハイエンドロードバイクであればある程に)、なんだか悲しくなるのは嘘ではない。でも、それを他人に強要することや、そのバイクのオーナーを批判したり(批判的な見方をしたり)する気は微塵もない。だって、バイクとの付き合い方って人それぞれだから。ただ、自分はそうならないようにしようとは思うけど。
話しが少しそれたけれど、何が言いたかったかというと、この簡便な使用方法でこの効果が得られる バリアスコート は素晴らしい製品だと思うので使い続けようと思った…と言うことです。
ステッカーチューン
コーティング作業が終わったら、次は "ステッカーチューン" の準備です。巷では1枚 5Wなどとまことしやかに言われてる(そんなの聞いたことないけど…)という "ステッカーチューン"。正直言うと、現状のフレームは少々 "寂しい" 感じがする。白フレームのダウンチューブに大きく TREK のロゴが入り、チェーンステーのエンド部分に ProjectONE が、トップチューブのシートポスト接合部付近に EMONDA があるだけ。寂しくない?
白フレームに黒ロゴというシンプルなバイクカラーを自らが選択しておきながら、シンプル過ぎると文句を言ってる感じになっていますが、そう感じてしまうのだから仕方ない。となれば、その解決方法は何か?そう、ステッカーチューンだ!と言うことで、作成準備にかかります。
狙いとしては、ワンポイント的な感じ(自己主張は少なめでいい)で、少しだけ "寂しい" と感じる度合いを軽減してくれればそれで良い。シンプルなクリスタルホワイトフレームの存在感を損なうことは絶対に避けなければならない。そして、仕上がったのがこれ。
個人的には悪くないと思うのだけれど、どうかな?
絶対的ルールとして "使用していないパーツメーカーのステッカーは絶対に貼らない" と言うのがある。なので、機材メーカーである「TREK」、コンポメーカーである「SHIMANO」、パワーメーターの「QUARQ」、そして、名前とチーム名、あとは今回からバイクに名前を付けることにしたので、そのバイク名を。
ロゴの色はダウンチューブに入っているTREKのロゴが黒なので、それに準ずる形で…という事で基本的には黒を採用。それだけだと単調?でも白黒のシンプル路線は外したくないので、赤とか黄とかはちょっと…と言うことで、一部グレーも採用した。
フロントフォークにはTREKのロゴを。ファクトリーチームの機材にもココにこのロゴが入ってるし、他の選択肢は無かった。バランスが良いと感じる大きさを決めるのが少し大変だったけれども、概ね良い感じに収まったと思う。
あと位置にも少し配慮した部分があって、レースに出る際にフロントフォークに計測タグを取付ける場合がある(レースによっては足首に巻く場合もあるけれども)。その際に、そのタグがこのロゴに被らない様にタグを巻き付けるスペースを空けておいた。
コンポはSRAMを選択することも出来たけれども、その選択肢は私の頭の中には全く無かった。オーダーを掛ける時期に "来年(2021年)は、シマノ創業100周年" 、"DURA-ACE 12速のリーク画像 !?" などを耳にし目にしてどうしようか?少々悩んだことはあったけれども、そこにあったのはSHIMANOか?SRAMか?の選択肢ではなかった。
ここは安心安定(少々商売的にずる賢い感は否めないけれども)のSHIMANOで組んだので、シートステーのこの位置に。
シートステーのエンド寄りのこの位置には、何故かこのロゴを持って来たかった。何故だろうと考えてみたけれども、明確な理由は見つからない。ただ漠然と "貼りたかった" んだと思う。カッティングプロッターでステッカーを切り出す為の元データを作成する際に必要なロゴのベクターデータをネットで探すも見つけられなかったので、代わりに似た感じのフォントを探して作成。でも実はこのフォント、実際のEMONDAのフォントとは似ても似つかないのだけれども、何となくこのフォントが気に入ったので採用(完全にフィーリングだけれども、それも大事)。
チェーンステー(右側)にはパワーメーターのQUARQ。右サイドにはスパイダーアーム一体型のQUARQパワーメーターがあり自己主張が激しいですが、チェーンステーにもあえてQUARQロゴを被せてみる。
出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない…的な?(何のことだかサッパリ分からん…)。
残る自分の名前とバイク名はシートチューブ上部に小さめなものを配置。サイズシールなど最初から貼ってあるものと同化して、名前ステッカーだと気付かれない的なことを狙って。その下には今年からバイクに名前を付けることにしたので、それを。
このEMONDAは 猪之助 と命名。決していま超絶上映中の「鬼滅の…」の登場人物・嘴平伊之助(猪の頭皮を被っている彼)からとった訳ではなく、数年前からイノシシをトレードマークとして使用していたこと、○○太郎とか△△左衛門などと言った古風な名前が前から好きで、かつそう言う名前に何となく "力強さ" を感じていたので…と言うのがその理由。ミーハーな理由ではない…それだけはハッキリさせたい。
これが数年前から自分のトレードマークとして使っているイノシシマーク。一昨年(2019)7月に受傷した "右橈骨頭骨折"。ツール・ド・おきなわに向けて順調に冬~春期間のトレーニングを積み重ねて来ていた。そんな中で迎えた夏のトレーニングレースとしてエントリーした筑波サーキットでのエンデューロレース。そのレース序盤で発生した集団落車に巻き込まれる形で受傷したこの骨折の為に、ハイシーズンの約2か月間を棒に振ってしまった。
当然その2か月間は色々なことを考えます。今後のトレーニング計画などポジティブなことが多かったけれども、そうじゃないことの一つとして "イノシシマークをヘルメットに貼ってなかったからってのもあるのかもね…" という神頼み的なこともあった。このレースから新しいヘルメットを使い始めたのでこのイノシシマークはまだ張り付けられていなかった。ロードバイクを乗り始めて比較的早い段階でこのイノシシマークを使い始め、それ以前にも落車は何度かあったものの無傷で難を逃れてきた。そんな経過を考えていると "このイノシシマークが守ってくれていたんじゃないのかい?" と若干メンタルが弱っている私は神頼みに走る傾向にある。それ以来、御守り的な意味合いも込めて機材には張り付けることにしている。バイクは当然のことながら、ヘルメットやジャージ(デザインとして取り入れてある)などにも。
最後に、トップチューブにはチームのステッカー。
基本的にファンライド中心の仲間が集まって作ったチーム(サイクリングクラブと言った方が正しいかも)。レース志向のメンバーは私だけなので、チーム員は私だけという状態。チームであってチームではない。
位置的には目立つところだけれども、そんなに目立たせたくなかったので、カラーはグレーで。ゴールドやシルバーと迷ったけれども、無難にグレーで作ってみた。他のバージョンも切り出してみようとは思っているものの、面倒くさいのできっとこのまま…かな。
TREK Emonda SLR 猪之助 "Spec_01" はこの状態で。飽きたら作り直して張り替えれば良いだけだし、楽しみながら更新していくことにします。