風邪を引いているので、止まらない咳で目が覚める。
多分、寝たのは21時くらい・・・
そりゃ5時頃目が覚めるわなw
これからどうしようかなあ~と、窓を開けると、星が綺麗に見える。
あ、『アイソン彗星でも見るかっ』
と、双眼鏡を持って外に出るが、東の空がどこか分からないw
それに、隠岐の島は基本山が多い。
東の空の下の方は見えない・・・
という事で、すごすごと部屋に戻り、二度寝する←寝れるんやんw
朝食堂に行き、おばちゃんと話しながらご飯を食べる。
『あの~ワタクシ、岩ノリおにぎりを食べてみたかったんですけど、食べれるところありますか~?』
『あら、あなた。岩海苔おにぎりは、普通には食べれないんですよ~。』
驚くワタクシ。
『え?だって、観光協会のパンフには、名物みたいに書いてあって・・・どこでも売ってるもんかと・・・』
『いや、岩ノリはね~、市場に出回らないの。私は趣味だから、採ってるけど。』
と、昨日採ったという、岩海苔を見せていただく。
旬はちょうど今頃から3月くらい。
でも、皆さんもご存知のように、日本海はこれから荒れる。
海が凪いでないと、岩ノリは採れないので、月のうち2、3日しか採れないレア物らしい。
『えー、じゃあ、観光協会のパンフはあかんわ~(>人<;)JA◯Oに言ってやろw』
なんて、冗談を言っていると。
『食べるんなら作ってあげるよ~。ま、昨日のはまだ食べれないから、去年のやつの冷凍もんだけど。』
おばちゃん、めちゃめちゃ優しい(((o(*゚▽゚*)o)))
うん、美味しい。
今まで食べた事無い感じのオニギリ。
海苔の香りが素晴らしい。
『そういえば、なんでウチを知ったの?ウチは基本リピーターか、ご紹介でしかお泊まりしないのに。』
と、おばちゃん。
『あ、観光協会に電話して・・・。』
と、旅館自体も⁈レア物だったらしい。
でも、いい宿だ。
誰か知人が西ノ島に旅行に来るなら、ここをオススメする。
おばちゃんにお礼を行って、鬼舞スカイラインへ
いい景色~。しかもいい天気~。
地元の人に聞くと、11月からはあんまり天気がいい日が無いので、ラッキーだね♪と言われる。
お馬の親子は仲良しこよし~
というのを絵に描いたような風景。
(スッピンで汚いから、いつもより多めに処理してますw)
聞こえるのは、鳥の声と風のざわめき・・・
時々、馬の雄叫び⁈だけだ。
(馬の妊婦)
本当に静かだ。
都会での忙しさを忘れさせてくれる←ん?あんた今無職では⁈
その後はサーフポイントへ。
波は無い(>人<;)
しかし、こんなゴミが落ちていると、隠岐の島なんだなあ~って思う。
ノンビリ海で過ごし、ご飯を食べた後は~
国宝焼火神社へ。
ここは、岩壁というか洞窟の中にお堂があるので、見どころありそうだ~。と楽しみにしていたところ。
これも、おばちゃんから注意するように言われていた。
車の中に積みっぱなしの、災害ボランティアの時に使った長靴を装着し、竹の竿を持って、いざ神社までの山路を~
と、意気揚々と進むワタクシ・・・
5歩ほど進んだところで、気配を感じる・・・
マ、マムシ~
ワタクシ田舎出身だし、実家の近所でもマムシ注意⁈と言われている場所はあるが、生きているマムシを見たのは、今回初めて・・・
とりあえず、ダッシュで駐車場まで走る
もう、意気消沈・・・
結局フェリー乗り場で、時間を潰す。
第二フェリーターミナルで、ウロウロしていると、ドスンという音が。
その方向を見ると、おじいちゃんが転倒したのか、頭から血をダラダラ流している。
友達らしいおじいちゃんも、大丈夫か~と言うだけで動かない。
(しゃあないから⁈)そこにある観光協会のブロンドのお姉さんにタオルを借りて、圧迫止血する。
お姉さんは、
『ワタシ、救急車ヨビマース。』
と、電話をかけに行く。
おじいちゃんは、気が動転しているが意識はあるし、出血はすぐに止まり傷口を見ると、多分縫合は不要。
『あの~、救急車は呼ばないで下さい。』と、お姉さんにお願いするワタクシ。
『え?デモスゴイ血がデテマース。ダイジョウブ?』
友人のおじいちゃんに、
『怪我はたいした事はないけど、頭を打っているようなので、ちゃんとこの人を病院に連れて行ってくれますか?』
『おう、すぐ連れて行くわ~。』
と言ってくれたので、お姉ちゃんにその旨伝える。
『ワタシ、血ダメです~、あなた、ヘイキネ~。』
『いや、そうでもないけどね~』
と、無事おじいちゃんを車に載せて、出発するまで見送り・・・
ワタクシは隠岐の島を後にする。
波乗りは全然出来なかったけど、まいろいろ楽しかったなあ~と。
本日泊まる予定の、大学時代の友人が住む、米子に向かうワタクシなのでした。