ヨーロッパ建築巡礼記 改 デザインで豊かな生活を -70ページ目

オープンのご案内

設計させていただきました店舗のオープン案内のチラシが届きましたのでご紹介します。

 

6/5(金)グランドオープン

海鮮天ぷら紬屋(TSUMUGIYA)

滋賀県犬上郡豊郷町安食西838-1

国道8号線・ホテルくらま前・駐車場30台有

営業時間 AM11:00〜PM8:30

0749-47-3333

 

 

 

プロジェクト自体は2020年の1月から僕も参加させていただき、途中コロナで難しい時期が重なりましたがクライアントの強い意志に引っ張っていただき無事に仕上がりました。テイクアウトのみの営業はスタートしていますが、6/5からついにグランドオープンです。国道8号線沿いの駐車もしやすい立地ですのでお気軽にお立ち寄りいただければ嬉しいです。

 

チェーン店でよく見かける調理機械での調理ではなく、和食の職人が注文を受けてから揚げたての提供にこだわったスタイルです。日常使いできる美味しい天ぷらをメインとした新店舗をどうぞよろしくお願いいたします。


 

店舗は入り口から中に入ると正面に揚げ場が見える配置で、左手側の空間で食券を先に購入するスタイルです。(お持ち帰りのみも可能です。)中央にカウンター席が21席、4人掛けテーブル席が24席、ボックスソファとの対面テーブル席が24席で約70席の店舗になります。和紙、タイル、木などの自然素材にこだわってビニールクロスや建材などを使わず仕上げています。

iPhoneのナイトモード

昨年の10月、iPhone11Proに変えてから現場での写真はほとんど携帯で撮るようになりました。

今までは広角レンズで一眼デジカメをずっと使っていましたがiPhone11Proから広角でも撮影できるようになったことから現場の室内など携帯で入らなかった画角が入るようになって格段に便利になりました。

 

そんなiPhoneですが広角レンズよりも驚いたのがナイトモードでの夜景撮影です。

下の写真は何も設定など触ることなくカメラを起動して押しただけの画像です。

渋谷スカイから見下ろした渋谷スクランブル交差点ですがとても綺麗に、誰でも簡単に撮れるのが凄いなと思います。

 

 

 

空の青さと照明の光の感じも一眼だと三脚をセットしてしっかり設定しないとこんな風には撮れないですが、写真撮るのが楽しいなと久々に思える携帯カメラです。渋屋ストリームもオフィスの中までクリアに撮れててびっくりです。昔は旅行に行くと撮影が楽しくてよく撮っていましたが、ここ最近はカメラも重いし邪魔だなと思うようになってしまいカメラ熱も下がっていましたがまた撮るのが楽しくなってきた近頃です。

 

吹田の家について

HPに「吹田の家」のテキストを追加しましたので、こちらでもアップ。

 

 

大阪府吹田市、幹線道路にほど近い住宅地。周囲はぎりぎりまで住宅が建て込んだ準防火地域の30坪ほどの敷地。
30代の子育て世代が安心して暮らせる住まいが求められました。

敷地を有効に活用するため60%の建ぺい率を最大限確保できるよう建物の外形は約6m×10mの長方形に。
西面が前面道路、南面には隣地境界ぎりぎりまで2軒の住まいが接している厳しい環境の中。プライベートな空間を確保するため正面から一番奥の南東角に約2m×3mの中庭を計画しました。
この中庭を囲むように1階のリビング、2階の寝室、洗面を配置しました。面積的には小さな中庭ですが完全にプライバシーが守られた自分達の空間からは光が射し込み風が流れます。北側、南側の隣家の生活を感じないよう窓を中庭側へ集中して計画することで精神的にも開放的で落ち着いた空間で暮らせる空間が実現しました。

外部は切妻屋根でガレージ部分だけセットバックした外壁面がそのまま特徴となる黒い板張りのシンプルなデザインです。内部は北欧ヴィンテージの家具が違和感なく調和するようオーク材の床やウォールット材の天井、グレーの壁など素材感を大切にしました。2階の中庭に面する洗面や寝室などは白を基調とした明るく清潔感のある空間に。脱衣室を別に設けることで洗面空間は大容量の家族クローゼットを一室とし家事の動線が最短で無駄がなく生活しやすい空間に仕上がりました。

 

 

基礎工事の段階と完成後の写真を見比べると敷地の環境などがよく分かるかと思います。

普段、滋賀で設計をしている住宅ですと分譲住宅地で約50〜60坪程度の敷地面積で彦根ですと土地価格は1000万〜1500万程度かなと思いますが大阪府吹田市で駅からも徒歩圏内ですと土地面積は半分でコストは3倍と驚きの地価でした。

 

貴重な敷地をいかすため密集した住宅地でもプライバシーを確保しながらの快適な暮らしを支えられる住まいを設計したいと思って取り組みました。

吹田の家」は以前に長浜で設計しました住宅のご家族(姉妹)からのご依頼ということでお姉様の家、妹様の家とそれぞれのご家族の設計に関わらせていただけてとても光栄でした。実際に暮らしていただいた方からのご紹介での依頼は設計者冥利に尽きる最も嬉しいことのひとつなので本当に有り難いです。

 

インテリアの家具や照明などこちらから提案させていただいたものや、ご自身で吟味して選定されたものなどがいいバランスでしっくりと納まりました。こちらのダイニングセットは北欧ヴィンテージのチーク材のエクステンションテーブルとチェア。背面のグレーの壁への間接照明、壁から出たflameの照明がポイントです。

 

リビングのソファはロータイプの座椅子風のモダンデザイン。フランネルソファのPENTA900です。

二つ並べると一体感があり、はなして使うと一人掛けにもなり胡座をかいて寛げる機能性やデザイン性を兼ね備えたソファになります。元々は僕も日頃愛用している北欧雑貨、日用雑貨などのスコープ(scope)さんとフランネルソファのコラボチェアとして2006年から販売されているもので自分でも欲しいなと思っていたソファです。実際空間に納まった状態や座り心地も良くていいソファだなと思いました。

 

鈴木大拙館

先日、第33回村野藤吾賞が発表され今年は谷口吉生氏の鈴木大拙館が受賞されました。

 

村野藤吾賞は日本現代建築に多大な功績を残した建築家・村野藤吾を記念し、建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家を毎年ひとり選んで与える賞です。近年ですと、

32回(2019年)三分一博志 直島ホール

31回(2018年)平田晃久  太田市美術館・図書館

30回(2017年)伊東豊雄  台中国家歌劇院

などの受賞建築家、受賞作品になります。

 

昨年、「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」のオープン直後に鈴木大拙館も訪れましたので写真をご紹介。

鈴木大拙館は金沢が生んだ哲学者・鈴木大拙の記念館で著書の「禅と日本文化」は学生時代に内井先生からの必読書として読んだことをよく覚えています。

 

鈴木大拙館は「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結ぶとともに、「玄関の庭」「露地の庭」「水鏡の庭」によって構成されています。この3つの棟と3つの庭からなる空間を回遊することによって、来館者それぞれが鈴木大拙について知り、学び、そして考えることが意図されています。

やはり建築的な見せ場としては展示空間を見た先に現れる外部回廊に面した水鏡の庭とその先に見える現代のお堂のような思索空間です。

内部は来館者それぞれが自由に思索するための贅沢な空間です。

ぐるりとどこからでも眺めることができる建築ですがシャープな大屋根とシンプルなボックスが生み出す緊張感と圧倒的な美しさが見応えの素晴らしい建築です。

 

真鍮のサイン

いつもお世話になっている彦根市の美容室Keizoさんの3店舗の店舗「Keizo3」にメンテ工事で行ってきました。

2019年10月に完成しましたので半年少し経っていますが店舗入り口の壁に設置した真鍮のサインの経年変化を確認。

 

 

シンプルな黒い壁付けの看板照明に照らされるサインは15cm×10cmの小さなサイズですが素材感のある真鍮に彫り文字で店名を入れたものです。住宅の表札などでも使えるデザインですが店名だけにして自動ドアの正面に設置しました。

真鍮の特徴として、経年変化で徐々に風合いも変わるのでどうなっているかなと思って注意深く見てみましたが、完成時のピカピカの金に近い色から少しくすんできて落ちついた色合いに変わっていました。お店とともにサインも良い時間を刻んでもらえればなと思ってデザインしました。