ヨーロッパ建築巡礼記 改 デザインで豊かな生活を -153ページ目

構造

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解体して現れた小屋組。イメージ通りいい構造躯体です。

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ダイナミックで新築にはない素材の力強さ。現場の進行が楽しみです。

オリジナルのTVボード

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先日納めさせていただいた現場のTVボードを紹介します。床から浮かせて壁に固定しているので足下まわりをすっきり納めています。上部には同じデザインでエアコンルーバー部分と収納棚をTVボードとのバランスを考えて寸法を決めました。

TVボードは中央部にレコーダー類の機器を収納できて操作できるようにルーバーとしています。両サイドは収納です。木の素材はチークを使用しています。チークは経年変化が楽しめる材料で5年後10年後の表情が楽しみな材料です。北欧のヴィンテージ家具に最も多い樹種がチークです。自分用にも製作したいなと思えるTVボードに仕上がりました。

デザインの共鳴

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デザインさせていただいた彦根にある大手企業のショールームエントランス待ち合い部分。ここでは本物の素材のみを使用することを強く意識してデザインしました。

具体的には石と木です。床から造作の造り付け待ち合いソファの背もたれまでは石を使用しています。青森の十和田石で青味のある色でクールでモダンな素材感です。厚みも2センチを超える厚さなので中央の間仕切り部分の小口はその厚みを見せてデザインしています。表面だけの素材は小口を見せるとフェイクだと分かってしまうので小口が見せられるのは厚みを持つ本物の素材だけです。

木の仕上げ部分は全てウォールナットを使用しています。写真奥の格子障子もウォールナット無垢材を建具屋さんに製作してもらったものです。テーブルや椅子は飛騨高山のものでウォールナットとオークの組み合わせで美しい家具です。

照明はデンマークのルイスポールセン社のエニグマです。このエニグマは光の輪が徐々に小さくなっている特徴的なデザインですが日本人の内山章一のデザインです。座った時に下から見上げてもまぶしくないように考えられており、逆円錐形は立つときや後片付け時に器具が頭にぶつかりにくいようにも配慮されています。どこから見ても綺麗なデザインなのでダイニングのメイン器具としても適しています。エニグマとはデンマーク語で「謎」という意味の言葉だそうです。

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Enigma545

使用する材料、素材をどのように構成するか、照明や家具も含めてそれぞれのデザインが共鳴してくれるようにデザインできればと思っています。

内藤廣の建築 1992-2004

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著書や講演会などでの発言、完成した作品の空間的な質から現代では最も尊敬する建築家の1人、内藤廣氏の作品集。デビューの1992年から2004年までの代表作15作品を紹介した1巻。2巻は来年の1月に2005年から2013年の作品を収録して刊行予定です。

実際に訪れて深く感動した初期作品の「海の博物館」は改めて写真やコンセプトなど褪せることのない魅力を放っています。安曇野ちひろ美術館、牧野富太郎記念館は写真からでも圧倒的な空間の密度が感じられて見るだけで建築の力が信じられる元気の出る作品集です。

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1992 海の博物館(写真は内藤廣HPより引用)

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1997 安曇野ちひろ美術館(写真は内藤廣HPより引用)

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1999 牧野富太郎記念館(写真は内藤廣HPより引用)

基礎を再生

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内部を骨組みにまで解体したことで建物の歪みを正したり、腐っていた部材を取り替えたり、これからさらに50年、100年もたせるために建物にとっては大きな手術を施します。

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新たに頑丈な基礎をつくるために建物を地面から完全に浮かせます。

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鉄骨で挟み込みジャッキアップしていき、しっかり水平、垂直になるよう微調整を行ないます。

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足下の敷地奥まで見えている元々壁のあった部分にこれから配筋をしてコンクリートで基礎をつくります。

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文化財の修復を得意とする熟練の職人の施工チームなので大工事ですが安心して見ていられます。