ヨーロッパ建築巡礼記 改 デザインで豊かな生活を -108ページ目

敷地調査


今月プレゼン予定の敷地調査へ行ってきました。事務所からもすぐ近くでグランドに面する抜け感の気持ちがいい日当りの良い敷地でした。敷地の魅力が引き出せるよう考えていきたいです。

ネームプレート


現在、設計中の住宅でお子様の部屋の入り口に設置するネームが手作りでつくられていました。
可愛い3姉妹でそれぞれの名前を木に貼り付けて塗装まで施された手作り品。
ご期待に応えられるよう、より一層やる気を後押ししてくれますね。

彦根で鉄骨リノベ


彦根でリノベの要望をお聞きしながら現場を見せていただきました。屋上に上がると屋上テラスがあり彦根城、琵琶湖まで綺麗に抜ける眺望。毎年彦根の花火大会の時には宴会場になるようです。写真では屋根防水の確認時なのでいいアングルではないですが立地のいい環境です。鉄骨3階建てをどのようにリノベすればいいか。考えるのが楽しい計画になりそうです。

ゴールデンベル

1937年、アルヴァ・アアルトがサヴォイレストランのためにデザインしたペンダントライトである「Golden Bell(ゴールデンベル)」。現在は2007年にArtekにて復刻されています。
実物はヘルシンキのアールト建築を巡った時に見ていてどこかで使用したいと思っていました。この前の現場で一番相応しいと思う場所がありゴールデンベルを提案させていただき実際に仕上がりました。


本来ダイニングの照明として使われていますが今回は天井高さが4m50cmあるトイレのコーナーで使用しました。天井高さと平面的にも余裕のある贅沢なトイレ空間のアクセントにぴったりだと思い提案しました。実際に照明がついていない時でも美しいフォルムでアートとして扱っています。




勿論、照明が点いた時は綺麗ですが、天井を見上げたとき天窓の横まで3m近いコードが伸びる姿も印象的です。サペリ材の壁との相性もよくイメージ通り納まりました。ただ明るさを確保するのではなく空間の魅力を高めてくれる照明計画を今後も提案していきたいと思います。


ヘルシンキのカフェ・アールトではヤコブセンのアリンコチェアとともにたくさんのゴールデンベルで空間が彩られていました。この時に空間を体験した印象からゴールデンベルを使いたいなと思っていて頭の片隅に残っていました。約80年前にデザインされたものですが古さを感じさせない素敵な照明器具です。

丹下健三〜戦後日本の構想者〜

丹下健三――戦後日本の構想者 (岩波新書)/岩波書店

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最近読んだ本では一番刺激的でした。本の帯には「建築の化身 畏怖すべき先見と洞察 世界のTANGEの足跡をたどる」とコピーが印象的でしたがコピー以上に中身は満足させてくれる気付きを与えてくれる良書でした。

丹下健三は日本で初めて世界に認められた「世界のTANGE」として日本の建築界では巨人であり頂点に位置したのは間違いない事実だと思いますが、実際に亡くなったのは2005年。僕自身が大学を卒業したのは2004年なのでコルビュジェやミースとは異なり同時代に生きていた建築家であり作品単体として広島ピースセンター、国立代々木競技場、東京カテドラル聖マリア大聖堂、香川県庁舎などを学生時代に見て空間を体験してきましたが、日本の戦後発展の中で丹下がどのようにその時代を象徴する建築として構想されて実現したのか、当時の社会情勢や政治問題との関わりの中で各作品が生み出されたのかが本書の論考で理解できました。

特に上記の代表作以外で丹下が大阪万博以降、世界のTANGEとして関わったサウジアラビア、イラン、アルジェリア、シンガポールなどでの国家プロジェクトの概要が興味深かったです。

戦後の日本の歴史の中で建築家としての丹下の作品以外の背景と関わりを紐解いてこれから先の日本の建築を考えるきっかけとして大変示唆に富む内容でした。


以下は最近読んだ他の建築関係の本

住宅建築家 三人三様の流儀/エクスナレッジ

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進化する箱 (TOTO建築叢書)/TOTO出版

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WARO KISHI 岸 和郎の建築/TOTO出版

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