毎朝見ているNHKの連続小説『スカーレット 』も、最終週になりました。
共感できる台詞も多く、脚本を書いた方が実際に体験した事なのかしら?
取材をしたとしても、同じように理解が出来ないと書けないので、
脚本家って凄いなぁと思います。
終わりに近づいてきた今、ドラマに花(華)を添えていらっしゃるのは、
何と言っても病院の医師役の稲垣吾郎さんですね。
主人公の息子の、主治医のお立場で優しく穏やかな声で話します。
中でも印象的なこの台詞は、母親である主人公が先生に相談した時の会話。
患者さんの気持ちは揺れますね
しっかりと向き合おうと思ったり
投げやりになってしまったり
今日は平気な顔をしていても
明日は泣いている
大丈夫だよと笑った数分後には
何で自分がと思う
怒りに触れる
何かに当たったり
自暴自棄になることも
強くなったり弱くなったりを繰り返すんですよ
だから僕は
揺るぎない強さを持つようにしています
患者さんの代わりに僕が...
「うちも持ちます!
いや、もう持ってるわ!
そんなのとっくに持ってるわ!」
✴︎
患者さんの揺れる思いは、見守る側の思いも同じ、
何でこの子が...、何で○○が...と思います。
私は揺るぎない強さを持って、守りたいものや自分と向き合ってこられたかな?
...。
ちゃんと頑張れたと自分を褒めたい時もあれば、
揺るぎっぱなしで、不甲斐ない自分を責めたことも思い出します。
知識と経験は、役に立ったり立たなかったり。
覚悟はしてもしなくても同じだったような...。
諦めても諦めるものかと思っても、そのどちらを選んでも、
エゴなんじゃないかと悩んだり、
守りたいものの為に、答えの分からない事に悩んで時間が流れていきました。
命には限りがあるのだから、そんな時間は勿体無いと気づいて、
じゃぁ...、
私に何が出来る?
私に何をして欲しい?
✴︎「今日が君の1日ならば 君といつもと変わらない1日を過ごすだろう」
...『スカーレット 』より
劇中で、今日が○○の1日ならば...という全ての問いに、息子が出した答えでした。
残り少ない日々の中、父母や友達や○○と過ごす1日なら、
特別な事ではなくて、いつもと変わらない日々を過ごしたい...と。
それを叶えてあげるために自分に出来ることは、
揺るぎない強さを持って、ちゃんと向き合うことだけですね。
そして当たり前のように、明日が来ることを信じてみようよ。
揺るぎない強さを持って、信じてみようよ!
愛しい誰かのためや、ご自分のために、
揺るぎない強さを持って、いつも穏やかでいられますようにと願い、
その生命力を分けて頂きに、最寄りの桜並木まで行ってきました。
皆さまのために...心をこめて♡
(ᵔᴥᵔ)