『今日3月14日(土)
気象庁は東京・靖国神社にある桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表しました。
平年より12日早く、昨年より7日早い開花で、
統計開始以来最も早い開花日となりました。』[Yahooニュースより]
世の中に何があっても、
風花丸と薫風が私のそばからいなくなっても...、
桜の木は変わらずに花を咲かせてくれます。
春夏秋冬の「春」だから、また新しい一年が始まるよ!
と、背中を押されるような気持ちになります。
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10年前の、2010年4月。
茨城県牛久市さくら台にある、グリーンベルトという所の桜並木。
風花丸は10歳で、母犬の薫風は11歳11ヶ月。
はい、は〜い!
ちゃんとお座りしてよ〜。
風花〜、こっち向いて〜!
あれ...
薫風〜、こっち向いて〜!
それから5年経った、2015年4月。
風花丸は15歳で、薫風は16歳11ヶ月。
場所は、東京都大田区のマンションの下。
「東京」のイメージが変わるくらいに、この辺の住宅街には公園が多くあり、
桜の木もあって、たくさんの花を咲かせるのでした。
さらに「お土地柄」なのか、個人のお宅のお庭にも大きな桜の木があり、
敷地外の道路まで伸びた桜の枝も、ちゃんと守られていたのがとても印象的でした。
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そして、その翌年、2016年の4月。
風花丸は16歳で、薫風は17歳11ヶ月。
前の年と変わらずに、綺麗な花を咲かせてくれた桜の木をバックに...。
だけど、楽しそうじゃないね...。
母犬の薫風は、この半年前に、前庭疾患と思われる症状からの、
認知障害や昼夜逆転、夜鳴きは朝まで続いて、さらに昼間も頑張るので、
目の離せない24時間看護となっていました。
普段のお散歩は、風花丸とササッと行っていたのですが、
引っ越しを目前にしたこの日は、薫風に桜の花を見せたくて、
春休みだった大学生の息子が薫風を抱っこして、
お散歩コースの途中にある自然がいっぱいの公園まで、
一緒に歩いて行きました。
もっと笑ってよ...。
きっとこれが最後だよね...。
薫風と一緒の桜は、たぶん最後だよね...。
そう思いながらも、予定通りに引っ越した町で
桜の木を見つけたら、
薫風を抱っこして桜の木の下を歩きたくなりました。
もうすぐだよと、さくらの季節を待ち遠しく思っていましたが...。
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昨年の2019年。
19歳になった風花丸と桜を見る事が出来た事は、思いもよらなくて、
とても嬉しくて、風花丸の事が誇らしい気持ちになりながら、
桜をバックに写真を撮ろうとしたのだけど、上手く撮るのは難しくて、
何度も「風花〜、こっち向いて〜」と、しつこく写真を撮っていました。
その私に付き合っている風花丸の表情が、可哀想で、可愛らしくて...。
という顔で私を見るから仕方がないので、
『風花丸の尻尾と桜♡』という構図に変えました(笑)。
風花丸、“幸せなひととき”を、ありがとうね♡
そういうえば風花丸は、家族以外の人には無愛想だったけれど、
薫風と一緒の時は、いつも楽しそうに笑っていたので、
薫風の様子が変わって、風花丸なりに心を痛めていたのですね。
写真の中だけど、また風花丸と薫風の笑顔に会えて、嬉しい気持ちになりました♪
今日は寒いけれど明日は暖かいというので、たくさんの花が開きそうです。
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変わらずに、優しく見守ってくださる皆さまに感謝致します。
皆さまのご安全を、心からお祈りいたします。
(ᵔᴥᵔ)