現地は4階建のビルで、1階にデイサービス。2階に居宅介護支援事業所。3階4階がグループホームでした。
グループホームの3階は車椅子の方が多く、ゆったり過ごすグループ。逆に4階は自分で歩ける方が多く活発なグループ。意図せずこの様に分かれてしまったそうです。
それぞれのフロアを拝見しましたが、活発なグループの方々は昼食後で皆さん居室でお昼寝中らしく、誰もリビングには居ませんでした。普段は皆さんほとんどリビングで過ごされるそう。
居室は目測で8畳ほど。トイレ付きとトイレ無しがあり、比較的自立度の高い人は居室外のトイレに行くので、トイレ無しの部屋で暮らしているのだとか。
ナースセンターのような職員の駐在場所、キッチン、広めのリビング、和室の小上がりもありました。壁には折り紙の装飾や、習字の作品が貼られていて、温かい手作り感。
建物の1階エントランス外では、ワンちゃんを飼っていて、ワンちゃん大好きな母は喜びそうだな。と。
何よりも、対応してくださった職員さんが、とても熱心で、話しやすかった。母の現状、性格をお話しすると、アドバイスも下さいました。
私がアットホームな雰囲気を希望して、グループホームを主に探している。とお伝えすると…
グループホームは名前の通り、家で暮らすように過ごす所なので、どちらかと言うと外に出かけるのが好きなお母さんには少し閉塞感を感じるかも知れませんね。
今お母さんが利用されているデイサービスの○○さんは、ゲームや遊びなどを盛り沢山にする所で有名ですから、そう言った楽しいのがお好きなら尚更ですね。
うちもコロナ前は色々お出かけしてましたが、毎日ではありませんのでね…
そう指摘を受けて “アットホーム=母に気を配ってくれる” という思いでグループホームを探していたけれど… もしかしてグループホームは合わないのかな?と、初めて考えました。
お母さんのような方だと、もしかしたらコッチが向いてるんじゃないかな…?
そう言いながら、系列の住宅街有料老人ホームの資料を見せて下さいました。そこは、料金がこのグループホームよりも5万円ほど高くなるが、同じ敷地内の別建屋のデイサービスへ行く事ができるので、多少の外出感は日々感じてもらえるとの事。
料金が高いな…と、心の中で思いながら資料に目を通していると、運営している施設の一覧表に、姉が入りたいと言っていた障害者向けのグループホームが掲載されていてビックリ!
母と姉、別々の場所だけど、同じ系列の施設に入れたら、心強いかも知れないな…と急に前向きな気持ちに。
お母さんの施設見学の希望があれば、繋ぎますよ。と言ってくださり、検討してまたご連絡を差し上げる事になりました。
何が嬉しかったって、やっと座って話を聞いてもらえた!という事。(これまでの見学は廊下で立ち話だった。)
事務所の一室に通していただき、対面で座りながら、まっすぐに話を聞いてくれて、急な見学申し込みだったのにも関わらず、じっくりと時間をかけて対応して下さいました。
費用面さえ折り合えば、こちらの系列に母と姉に入ってもらいたい…と思った、単純ヤローでございます。