母の施設を見学して来ました。








<1ヶ所目>
グループホーム

実家から徒歩8分
病院併設







まず、実家から近いので、ここなら立地的に会いに行きやすいなと思いました。私はともかく、姉が1人でも会いに行ける場所や距離感が大切なので。






そして、み○なの介護の紹介ページには、近くの喫茶店へ食事に出かけたり、ショッピングにも行く。お出かけ行事多数。と書かれていたので、お出かけ大好きな母には合ってるかもしれないと思い見学申し込みをしました。






こちらのグループホームは病院に併設されていて、家から徒歩圏内なので病院の存在自体は知っていました。病院の受付で待つ間、今日は休診日?って思うほど患者さんらしき人がいなくて気になりましたが…。






見学には施設担当のケアマネージャーさんが対応して下さいました。病院の正面玄関→病院内廊下→扉→渡り廊下→扉と幾つかの関所を通り、いざグループホームへ!






扉を入るとまっすぐ廊下が伸びていて、その廊下に沿って入居者さんの居室がありました。広さは目測で8〜10畳ほどクローゼット付き。家具、冷蔵庫、テレビなど必要な物は持ち込み可能。






廊下の先には皆さんが集まるフロア。見学時はテレビのラジオ体操?的な画面を見ながらの体操の時間。職員さんは1人だけで、皆さんの様子を見守りながらカウンターキッチンで食器を洗っていました。(この後もう1人の職員さんが出勤して来ましたが。)






母よりも一回り年上とお見受けする方々ばかりで、自立されている方はお1人しかおらず、他の5〜6名の方は皆さん車椅子。殆ど体操はされず、ボンヤリされていました。






お風呂・トイレ・洗面所は共同。入浴は週2〜3回。湯船のお湯は1人1人入れ替えるとの事。施設内の別場所に機械浴の設備もあり。






と、ここまでの見学と説明で10分もかかってないくらい。






この後てっきり何処かに座って説明を受けたり、何か話を詰めたりするのかな?と思っていたのですが、特に誘導される様子は無く…廊下で立ち話。






丁度その時 施設内の電話が鳴ったので、ケアマネージャーさんはちょっとすみません、と電話対応。その電話相手に10分後に掛け直すようにと話すのを聞いて、ああ私は10分以内に帰らなきゃダメなんだな…と悟りました。






電話を終えたケアマネージャーさんは、ここだけの話、オフレコなんですけどね…と切り出して来ました。








(私が見学申し込みで利用した)み○なの介護さんはね、入居が決まるとコチラ(施設側)がお金を払わなきゃならないんですよ。






探される方は便利でしょうが、事業所側としてはお金を払ってまで入ってもらわなくても、正直言って(入居者に)困ってないんですよね…。





だから、見学予約がみ○なの介護さん経由だったから、残念だな…って思って。







その話を聞いてとてもショックを受けました。み○なの介護の仕組みをまったく知らなかった自分と、入居者には困ってないという言葉に。






思わず、そのケアマネージャーさんに申し訳ありません 。とお詫びしました。






そのまま見学終了の流れになり、玄関へと向かっていると、ケアマネージャーさんからもう一つのオフレコ話が。








実は隣の棟で一部屋空きが出そうなんです。1名の方が入院されてて、もう戻って来ないんじゃないかな。何かあれば(空きが出れば)電話しますよ。よかったら連絡先教えて頂けますか?







そうか…そういう事か…。施設に空きが出るという事は、そういった現実が起きているのだな…と切ない気持ちになりました。






言われるがままに電話番号をお伝えして施設を後にしましたが、建物を出た瞬間に私はおいおい泣いてしまいました。






悔しくて。






入居者に困ってないと言われても、卑屈になりながら頭を下げたり、電話番号を渡したり、すがるしかない自分が悔しかった。






悔しくて悔しくて。悔しさのあまり自分が粉々に破裂してしまいそうなほど泣いて、いっそのこと本当に破裂して消えてしまいたいと思いました。






母のために、少しでもより良い環境で過ごしてもらいたい。だから選りすぐりたい。と思っていた私は甘かった。






私は選ぶ側じゃなく、ふるいにかけられて、網目にすら引っかからず、振り落とされる側なんだ。と思い知らされました。






前回のブログで、施設側に聞きたい事や確認したい事をアレコレ考えていたのに、何一つ聞けず。











散々悔し泣きをしていましたが、2件目の施設見学の時間が迫って来たので、自分を奮い立たせて出かけました。






2件目につづく。