初めて感じた恐怖 | 雲根庵

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初めて感じる恐怖とは……

 

一昨日の朝のこと

 

セ〇ンのバイト中にそれは起こりました

 

今朝は特に、増税前ということもあり、タバコのまとめ買いみたいな現象が起きておりましたが、一昨日もいつもよりも忙しい日で、レジが大混雑

 

頭がフル稼働フル回転でレジに立っていたのですが、突然レジの上を自動的に動いていた指がエラーブザーを鳴らしてしまったのです

 

エラーになるのは、決して珍しいことではありません

 

直ぐさま、エラーの原因を突き止めて(大概はミスタッチか手順の間違いですが)修正できるはずなのですが、何故か起きていることの意味がわからなくなってしまいました

 

慌てて元に戻そうとして戻すことが出来ても、今度はやり直しをどうすれば良いのか思い出せないのです

 

レジに表示されているパネルのボタンの使い方が、一瞬脳から吹っ飛んでしまいました

 

一つだけでなく、何個もです

 

そして、いきなり星が飛び回り、軽い目眩を起こしてしまいました

 

目眩はすぐに収まりましたし、何度もエラーブザーが鳴る中、何とかかんとかこなし終えることができました

 

帰り道、周囲にさとられないようにしながらなのですが、内心相当混乱していて、パニックです

 

とうとう、脳がイカレてきたのかも…と考えて、ぞ~っとしたわけです

 

そう言えば…と、その朝、一緒にシフトに入っていた子の名前が思い出せなくて、名前を呼ぼうとした時困ってしまったことも思い出しました

 

どうしちゃったんだ私

 

世に言う認知症の始まりか?

 

昨日は一日お休みで、今朝再びシフトに入ったのですが、今朝の仕事は何とか無事クリア出来ました

 

8月初めに起こった原因不明の脇腹の激痛と発熱

そして今回の恐ろしい出来事

 

本当に死への備えを始めなさいという暗示のように思えて…

 

何が恐怖だったのかと言いますと、考える力が失われてしまうことに対してなのです

脳が働かない状態の私は、果たして私と言えるのだろうか?

 

激痛発熱も相当辛いことでしたが、自分を見失うかも知れない恐怖よりは全然受け止められるなぁと思いました

 

今日は誕生日

これまでも言ってきたように、年老いていくことの素晴らしさを見つけていきたいと思うようになっているので、こういう変化も最初は戸惑っても、段々深い味わいがわかってくるに違いないと思っています

老化をくい止めようなどとは思ってもいません

 

症状が悪化して、レジについていけなくなってしまったら、セ〇ンを辞めて、次に私は何をしていくことになるのかしら?と思います

それは決して悲しむべき事ではなく、次のステップへとシフトチェンジすべき時にきたというだけ

 

…でも、脳が衰えていくのは想像以上に衝撃的なことですね