先生の退職 | kuminのドイツ生活日記 

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ドイツ生活19年目に突入しました。
デュッセルドルフでの生活のあれこれを記録しています♪

先週の記録を忘れていました(汗)
今年初めての学校の週☆ 先生やクラスメートと久しぶりに会い、元気だなぁとホッとしていた矢先…

一番好きな先生・Herr.Fからビックリなお知らせがありました。
ナント
 →専門教科を教えてくれているHerr.Hが今月いっぱいで定年退職!
私たちに授業をしてくれるのはこの週でおしまいと言われました。

クラス全員が『え~っ!!』
辞めるという知らせを聞いて驚いた人はもちろんのこと、Herr.Hがそんなお歳だったなんて、という驚きも。
私はただ、突然のお別れにビックリしてしまいました。

その日にHerr.Hの授業があったため、クラスの一人がHerr.Hにいきなりの質問
→「Herr.Hって何歳なんですか?」
歳を聞かれてビックリしているHerr.Hに、ある先生が退職することを知らせてくれたからと説明すると
「(生徒の)誰にも言ってなかったのに…」とポツリ。

まさか。。。何も言わずにお別れするつもりだったのかな~と思うような反応でした。


正直なところ、Herr.Hに教わった教科はどれも私の弱い部分。
懇切丁寧に教えてくれるHerr.F、
授業は欠けることが多いけれどKlassenarbeit(小テスト)で補ってくれる担任のHerr.Pに比べ、
Herr.Hの授業はいつもポイントがずれている気がしていたんです。

Kartoffel(ジャガイモ)では、
種類や栄養素、調理面の特性、そしてBeilage(付けあわせ)としての料理などが大切なのに、
Herr.HのKlassenarbeitは「ジャガイモの歴史」

Kraerter(ハーブ)では、
料理で使われるハーブの種類や使用法、味覚の特徴、他の食材との組み合わせなどを知りたいのに、
Herr.Hから出された課題は「15種のハーブを使った料理をそれぞれ1つずつ書きなさい」
(使い方や味は関係なく、単にハーブ名が料理名に入っていればOKというもの 苦笑)

さらに問題なのが、Ausbildung1年目に習ったHygiene(衛生)
ものすごく重要な単元で1年かけて勉強するものなのに、、、正直、授業で何を習ったのか分からないほど何もしなかった気がする(汗)
2,3年生になって、他の先生から「コレはHygieneでやったよね?!」と言われても、クラスの誰一人が答えられないという悲惨な事態でした…

一時は”Herr.Hの教科もHerr.Fに教わりたかった…”と本気で思ったくらい。
けれど、いざHerr.Hがいなくなってしまうと聞くと、「せっかく2年半教わったのに…。最後までHerr.Hのもとで勉強したかったな」と思ってしまいました。自分勝手な気持ちに自分でも苦笑してしまいました。


そんなことを考えていたら、Herr.Hがこんな話をしてくれました。
「できたらこのまま教師として働きたかったけれど、学校の一部が移動するため教師数も縮小されることになった。…で、私はもうこの年齢だから退職することになったんです。
でも、今までの教師人生に満足しているよ。
自分が(Kochの)Ausbildungをしたときに”こんな授業はイヤだ”と思っていたから”そんな授業を変えたい”と思って教師になったんだ」

それを聞いて、今まで私にしっくりこなかったHerr.Hの授業の奥深さを感じてしまいました。
もしかしてHerr.Hは、(私が望んでいるような)Abschlusspruefung(修了試験)のための授業に飽き飽きしていたのかな?!
最後の最後だったけれど、Herr.Hの方針を知ることができたような気がしました。


木曜日、Herr.Hの最後の授業がありました。
けれど、いつもと変わらずの授業。
先生からのお別れの挨拶もなければ、生徒たちからも特になし。
”本当に次からHerr.Hは居ないんだろうか?”と疑問に思うくらい普通でした。
直接は言えなかったけれど、Herr.Hの第二の人生も実り多いものになりますように☆