HSPの神経系は、愛着形成(アタッチメント)によって左右される | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

 

HSP/HSC 専門 国家資格キャリアコンサルタント皆川公美子です。

今日はHSPメッセンジャー講座スペシャリストコース

(専門家としてHSPを伝えるコース)
の講師として愛着形成の講師をお願いしている

浜松の子どものこころ研究所の淵野先生をお迎えして

質問会を開催させていただきました。
 
トラウマと愛着の専門家?HSPの講座に?

と思われたでしょうか。

 

 






愛着(アタッチメント)のかたち、というのは

ほぼイコール母親との絆の形成です。


HSPはマイノリティなので

たくさんの、いやほとんどの方が

愛着形成になんらかの困難があったかたが多く

それが感覚過敏や社会的なコミュニケーションなどにつまづきを

感じる原因になっていたりすることがあります。
 
もっと簡単にいうと
子どものころ、世界に対してくつろいで

信頼感をもって

ゆったりした心持ちで

のびのびとしていることを覚えたか
 

それとも疎外感や

人と通じることが困難だと感じてすごしていたか
 


それはのちのち「社会」というものに対する感覚を

決定づけていくことになります。

 

 

だからといって
子どもさんが今不安なのは

全部母親が悪かったのだ、などという

乱暴な論理ではありません。

 

親と子の相性によっても

愛着の形というのはかわってきます。
 
例えば非HSPのお母さんとHSPの子どもの組み合わせだった場合、

子どもは母親の気持ちや希望を

いやというほど感じ取って

知らず知らずのうちにそこにあわせて人生をドライブしていく、

でも母親はそんなこと別に意図していなかった。とか

または母親がいやというほど自分を理解してくれないと感じて

孤独のなかで育つ、そうすると

社会を信用できずに

不安がつよくなったり

疑心暗鬼になったり

ひととの絆を結ぶことが困難になったり

します。

 

これはひとつのトラウマの反応なことが多いようです。

 

HSP敏感な神経系は

ひとより大きく刺激を受け取りますので

それがひいては交感神経をいつも高止まりの状態にしたり

(不安がおおきかったり、いつも過覚醒の状態になる)

活性(アクセル)と抑制(ブレーキ)のあいだをいったりきたりすることになったり

自律神経が乱れる原因になったりします。

 

愛着に問題があるときは

安心して人といる、とか

ネガティブな状況になっても自分でもどせる、とか

そういうことができにくくなります。

 

神経の調整力に問題をきたすということがわかっています。

 

 

それはHSPという敏感な神経系のせいなのか
愛着に問題があるからなのか
境界がむずかしいところではありますが

 

少なくとも言えることは
 
HSPさんにとって、

交感神経と副交感神経のスイッチが

うまくできる
=それが安心感のなかで暮らせる

ということの本当の意味であるということ。

 

もっっと言えば

神経の調整力をつける ということが
人生のテーマであるといっても

過言ではないと思います。

 

 

さまざまな専門家がいるHSP未来ラボでは
今後もこの点について

HSPさんの人生をいろいろな角度からサポートしていけるように
がんばって学びを進めていきたいと思います。

 

 

今日でた質問は以下のようなものでした。

 

・愛着は、子供から母親への安全基地と探索の繰り返しと解釈しています。

父親への愛着は存在するのでしょうか?

・人生のあるときには回避型あるときには不安型と愛着の型がまざるということはありますか?

 

・世話・養育・情動調律などのプラスがない場合には愛着の形成不全となるとのことですが、

プラスがないことが累積すると発達性トラウマ的となる(マイナスになる)可能性はないでしょうか?

 

・SEセルフタッチに出てくる「心身を共鳴させて」の部分

セラピスト側の体感としてはどのような感じでしょうか?

 

・発達の特性はなく、HSCと思われる場合の感覚過敏がある子供は、タッチやスキンシップが苦痛にはならないのでしょうか?

 

・双極性障害と複雑性トラウマの反応(過覚醒、低覚醒のアップダウン)

の違いの見極めはあるのでしょうか?

 

・いじめが愛着やトラウマに影響をどのように及ぼすのでしょうか。

 

・大人も愛着の対象が必要なのでしょうか?

 

 

 

 

ふちの先生はほんとうに親身に誠実にひとつひとつの質問に答えてくださり、

感銘をうけました。

先生たくさん勉強させていただきありがとうございます!

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。


 

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