HSP/HSC 専門 国家資格キャリアコンサルタント皆川公美子です。
HSPさんは少数派なので、
小さい時から自分のことを周りから浮いていると思ったり
繊細で積極的に動けない自分を弱いと思ったり
周りと同じことができないことを気に病んでいたりします。
例えば
仕事をしていて 他の人は、余計なことを考えずにどんどん仕事を進めていくのに
自分は細かいことばかりが気になって
考え込んでしまってなかなか前に進めないとか、
（→扁桃体の働きのせいです）
不安やリスクばかりが気になって
シンプルに仕事を進るどころか、ここが問題だあそこがリスクだといって
周りから「考えすぎ・・・」と眉をしかめられたり
そういう自分を責める言葉ばかり頭に浮かんでくる、と言うことがよくあります。
なんでできないんだろう
私には、あんな風にやるのは無理だ
などです。
自分の才能を使って前に進んでいきたいと頭では考えているのに
自分を責める言葉を自分にかけていたら
それは無理ですよね。
そういう時にどういうどうやって自分の性質や弱みをリフレーミングしていくか、
それ、とっても大事ですね！
ウィキペディアによれば
ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事枠組みを外して、違う枠組みで見る事を指す。
とあります。
有名な例え話として
目の前のコップに水が半分入っている時
半分しか入っていないという物の見方をする人と
まだ半分も残っているという感じ方をする人がいる。
事実としてはただ単にコップにそれだけの水が入っているという事ですが
人によってものを見る尺度が違うと言うことです。
リフレーミングの技術として心理技術が言われていますけれども
私は弱みをリフレーミングするには
それは強み側から捉えたらどうなるか、ということを考えるのが1番強力で一番近道と考えています。
これは単に回数をこなせばいい訓練ですのでいつも強みとして
見る練習をすればいいだけです。
よく効くお悩みとしては
・積極的に手をあげたり、
積極的に人前に出たりすることができない子供だった、今もそう。というもの。
この内容をよく伺うと大体が、
内的世界の大きい、空想好きだったり、本が好きだったりすることが多いのですが
その方たちの強みは
考えること自体の容量が大きくて耐性があるということが言えると思います。
要するに、いっぱい考えることができる
ずっと長い時間考えていることができる
です。
え？そんなの誰でもできるじゃない、と思われましたか？
そんなことないんです。
ほとんどの人は長時間ものを考え続けているということ自体ができません。
例えばやったことがないことに対して臆病だったり不安だったりと言う場合
これは特にHSPさんによく見られることではありますが
慎重な性格で、よく考える強みとして捉えることができます。
先日の強みの勉強会でも慎重という事についてストレングスファインダーコーチの塙さんから伺いましたが
慎重という資質は = 実行力にカテゴライズされる物事と言うことでした。！！
そうです実行するために準備をする、
周到にリスクをつぶして生き残ることを考える
それに対して大きな力があると言うことです。
山登りする人は、おそろしく慎重な気質だそうです。
それでないと
生きて帰ることができる確率がぐっと落ちるそうな。
どのような側面にもコインの裏側
=必ずプラスの側面があります。
ネガティブに考えている物事の裏側には
必ずその人の強みが眠っているものです。
強みは、自分には考えず簡単すぎて当たり前のことなので
みんなができているだろう
人にも簡単にできるだろう
と思いがちなのですが
実際にはそうじゃないことも多いです。
HSPさんは共感力が高いので
相手の言ったこと
仕事ですと 特にお客様の言ったこと
に対して敏感に反応する事が当たり前になっているのですが、
（すぐに反応する、答える、相手のちょうどいいタイミングを見る、痒いところに手が届く提案ができる、ニーズに対して敏感など）
職場を見渡してみてください
実はそのように相手の言って欲しいタイミングや
相手がちょっと困ってるときに
その瞬間をとらえて捉えて絶妙な塩梅でレスポンスができるのは
多くのHSPの大きな強みです。
人に気を使いすぎてしんどくなってしまうと言う場合は共感性という強み自体が問題なのではなくて
相手と自分の間に境界線を引くことができない=自分のかけているメガネ（視点）に問題があるだけなので
自分は弱みばかりだ などと考えずに
問題である視点にアプローチすれば良いだけです。
（たいていは過去の発達性トラウマに起因しています）
とはいえ、
強みは、なかなか自分で発見するのは難しいことなので
（自分にとって当たり前だから）
いつもいつも
職場でもサークルでも
自分には簡単にできるのに
どうしてあの人にはそんなに時間がかかるのだろうとか
どうしてそれが簡単にできないの? と不思議に思ってしまうようなことを
よく拾うようにしましょう。
そしてそれをメモしていくようにすると
自分のリフレーミングされた強みの宝箱ができますよ！
・簡単に人の顔を覚える → 映像認知のこと多い
・簡単に表の集計ができる → （わたしには全くできない苦手です）
・簡単に探していた情報に行き当たれる → 検索や収集や情報探査のイメージが強い
・一度会うとなんども会いにきてくれる → 敷居が低くて親しみやすい
・すぐに相談事をされる → 会ってすぐ信頼できる人だと思われる強み
・場が混沌とすると最後にいつも意見を聞かれる → 権威の雰囲気をずっと持っているので
地味にずっと目立っている・リーダーに推薦されやすい
などなど
HSPさんに よくある弱みと思っていることの
リフレーミング強みの例でした。
ブラボーーー( ´ ▽ ` )
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