強みって例えばどういうこと?できること=DO編 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSC/HSPプロデューサー 皆川公美子です。

 

HSPさんは、才能溢れるとんがった特性を持ってます。

強みを生かして生きていくことでのびのび生きていくといいなあと思って

強みの考え方・生かし方をシェアしています。

 

今日は

 

強みってどういうものかもうちょっと説明して欲しいという方の為に

 

できること=DO編をお送りします。

 

(この他にその人の存在そのものがそうさせること、というBE編があります)

 

 

強みって、すっごい便利なのですよ。

意識して使うとすっごい仕事が成果が上がるのですよ。

最近は企業や大学のキャリアカウンセラーさんもこの考え方を取り入れていますのですよ。

 

先日、あのカステラの文明堂の社長さんのお話を聞く機会がありました。

社長さんはおっしゃっていました

「カステラは温度や天気、湿度などによって微妙に焼き方を変えるんです。そのデリケートさは人間みたいなの。

同じように社員の中にもキャラクターってものがあるから、物事を順番に考えないと気が済まないタイプと全体を一気に俯瞰するタイプは、部署の配置を間違えないようにしている。

それでないと結局ストレスがたまったり、部署の中の人間関係がうまくいかないからね」

 

意訳なのですが、だいたい上記のようなことをおっしゃっていました。

 

文明堂のカステラ、美味しいですよね。

なんと本当に一本一本職人さんの手作りなんだそうです。

 

本店にしかない桐箱入りは法人の贈答用や

「やっちまった!ごめんなさい!」って時によくご利用いただいています、という話に

そこにいた一同爆笑しました。

 

 

話を戻します。

 

 

先日話題にしました上記の本は、強みの抽象ワードが羅列されています。

それを抜き出して書いてみようと思います。

 

これは『できること』=DOの部分を扱っている本です。

 

例えば内省の強みを持つ人(自分の内側でずっと色々なことを果てしなく考えている人)がいます。

 

え?それは強みなの?

 

そうなんです。何のことを考え続けているかは他の強みの関連によりますが

本人はずっと心の中でいろんなことを考え続けているからその考える量は膨大なのです。

でも周りからは見えません。

他人と考えている量を照らし合わせることもできません。

その人はある種のオタクですから、いつも考えていることを聞かれると

膨大な世界を持って答えます。

 

ただ身体を使って動くことが重要視される、というようなところじゃなくて

例えば戦略を練ったり、企画を考えたり、考えることで仕事をする部署とか仕事とか

そういう仕事が向いています。そして一人で、考えることが大好きなので

HSPには多いパターンじゃないかなと思っています。

 

 

最上志向という強みもあります。

 

これを持っている人はいつも知らず識らずのうちに「一番なのは何か」と考えています。

だから「この人に一番合う職業は何か」

「一番美しいものはどれか」「一番強度をあげるにはどうしたらいいか」等々

並じゃなくて、一番、が大切なんです。

 

そしてこの人たちは、みんな最上のものを探している、と思い込んでいるふしがあります。

でも世界の中で最上より、身近なものがいいひともいるのですよね!

 

キャリアカウンセラーさんでこれを持っている人は「この学生にとって一番いい道を見つけてあげたい」と自然に思っているし、

コレクターさんは「一番価値あるものを見つける」というメガネで小さい時からずっと世界を見ています。

 

 

共感性

これはHSPの方が多く持つ特性でもありますが、一般的にもある強み。

人の気持ちがわかる、です。

 

カウンセラーさんやメンタルトレーナーなどの心理を扱う人には必須の強みですが

営業さんにもあるととても成果の上がる特性ですよね。

「今、目の前のお客様が何が欲しいのか、今日は買いたい気分なのか、そうでないのか、何を条件として提示してあげると書いやすくなるのか」などがわかります。

学校の先生も持っていた方がうまくいく強みでしょうし、

個人起業家はこれがあった方が仕事がうまく行きますよね〜〜〜!!!

 

ほかにこういうのがあります。

アレンジ、運命思考、回復思考、学習力、活発性、協調性、起立性、原点思考、公平性、個別化、コミニケーション、自我、自己確信、社会性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成意欲、着想、調和性、適応性、分析思考、包含、ポジティブ、未来志向、目標志向 があります。

 

 

強みはその人の内面を抽象化して、役に立つ、または使えるものを取り出したようなものです。

 

これ、できることというのはその通りだけど「価値観」にも踏み込んでいると思いませんか?

 

その人は何を大切に見ているか、というような世界。

 

そう、驚くべきことにその人の「価値観・世界観」もある程度生まれつきなのですよね。

価値観は普通、育った環境によるものだと思われていますが、

100%ではないようです。

生まれつき持っているものがある、というのがこの考え方です。

 

 

子どもを複数育てている方はとってもうなづく事実ではないでしょうか。

同じ価値観の親に育てられている兄弟でも

まったく違うことに価値を見出し、

例えば兄は「心地いい暮らしをする」ということにとても重きがあって、

楽しいライブ、楽しいスポーツ、心地いい友達関係、そういうことが一番大事。

でも

弟は「自分を活かす」ということにとても興味があって、

友達も大事だけど、一番じゃない、自分の考えを深めたり、

自分は何をしていたったらいいのだろう、と考えることに多くの時間を使う。

というようなことです。

 

 

・・・・・・・

 

個人で仕事をする場合、

もちろん「強みでできること」「生まれつきずっと注目していること」は大事な情報です。

仕事になってお金をいただく時、それなしでは成立しません。

 

 

そして同時に

人と結びついて仕事をする、という時に大切です。

 

 

例えば、私の場合、規則性や戦略性は強みの考え方の中では弱い方です。

私は規則性のあることよりランダムなことに強みがあります。

毎日同じことをする、ということがめっぽうできません。

同じ朝食を作るとか、

同じように時間を決めて仕事をするとか

同じところへ行くとか。

それをやるとエネルギーが吸い取られます。(笑)

安定性を好む人からは、なんで?!というようなことだろうと思いますが

だからこそ小さい時から家族で15回引っ越しても平気でした。

そしてアイデアが豊富なことに力点があり、そこは泉のように湧き出るところなので

規則性の強みとは並列できないのです。

 

大切なことは

弱みは誰かそれを強みとして持っている人と組む、ということですね!

 

 

次はBE編を書きますね。

 

 

 

 

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