10日間の札幌滞在を終え、まだまだ蒸し暑い東京に戻ってきました。
オーケストラ内で今井信子先生の演奏中、エルガーの3楽章と4楽章の終わりで涙ぐみ、アンコールで涙腺崩壊していたのは、私です。
深く、哀しく、そしてどこまでも美しい音楽に魂が震えました。
音楽家としては勿論、女性として、私の憧れであり、夢でもある今井信子先生。
ヨーロッパの先生宅に居候させて頂いていた時期や共演させて頂いた、あの時の時間は私の人生の宝物の様な時間です。
札幌での仕事が想像以上にハードだったので、あまり札幌での涼しさは楽しめなかったのですが、恩師の演奏を間近で聞けた事、両親の笑顔、そして子育て中の旧友達にたくさん会えて話せたのは、とっても嬉しい事でした。
30台も半ばになり時々、自分の進むべき道が分からなくなり、途方にくれる時があります。
ここ最近、同世代の友人達と話し、みんな様々な状況でも、同じ様に毎日、迷い悩みながら、頑張っているんだなと思うと、不思議と心強い気持ちになりました。
家庭の有無や、子供の有無、海外日本問わず、みーーーんな頑張っているし、悩んだ先に必ず道が開けると信じて、又頑張ろうと思います。