2018/08/29 | 公美子の音楽紀行

公美子の音楽紀行

コンサート活動の様子や、日常をポツポツと。


10日間の札幌滞在を終え、まだまだ蒸し暑い東京に戻ってきました。


今回の札幌では、札幌交響楽団にて客演させて頂き、恩師の今井信子先生の音楽を全身で浴びる幸せを噛み締めておりました。

オーケストラ内で今井信子先生の演奏中、エルガーの3楽章と4楽章の終わりで涙ぐみ、アンコールで涙腺崩壊していたのは、私です。


深く、哀しく、そしてどこまでも美しい音楽に魂が震えました。



音楽家としては勿論、女性として、私の憧れであり、夢でもある今井信子先生。


ヨーロッパの先生宅に居候させて頂いていた時期や共演させて頂いた、あの時の時間は私の人生の宝物の様な時間です。




札幌での仕事が想像以上にハードだったので、あまり札幌での涼しさは楽しめなかったのですが、恩師の演奏を間近で聞けた事、両親の笑顔、そして子育て中の旧友達にたくさん会えて話せたのは、とっても嬉しい事でした。


30台も半ばになり時々、自分の進むべき道が分からなくなり、途方にくれる時があります。


ここ最近、同世代の友人達と話し、みんな様々な状況でも、同じ様に毎日、迷い悩みながら、頑張っているんだなと思うと、不思議と心強い気持ちになりました。


家庭の有無や、子供の有無、海外日本問わず、みーーーんな頑張っているし、悩んだ先に必ず道が開けると信じて、又頑張ろうと思います。